EAPとは?
EAPとはEmployee Assistance Programの略で、従業員「支援」プログラムと呼ばれる、企業で働く従業員向けのメンタルヘルスサービスのことです。米国ではフォーチュントップ500の90%の企業がEAPを導入し、導入数も12,000社を上回るといわれるほど浸透しています。
内部で実施するメンタルヘルスケアと違い、外部機関にアウトソーシングすれば相談しやすく効果が出やすいというメリットがあります。EAPは、職場のメンタルヘルスの基本である治療よりも予防に力を入れており、精神面でのサポートから社員が働きやすい職場づくりに貢献することを目的にしています。
日本のビジネスパーソンにもEAPを!
厚生労働省が5年ごとに行っている労働者調査によれば、「自分の仕事や職業生活で強い不安、悩み、ストレスがある」労働者は全体の6割近く(平成19年調査結果、平成20年10月発表)になり、精神障害などの労災補償請求が急増しているという結果が出ています。このような時代背景のなか、近年日本でもEAPを導入する企業が増えています。
EAP導入のメリット
- 人事労務担当者の負担軽減
- 不調者の「早期発見」
- 従業員と扶養家族の健康管理と「予防」
- 不調者への適切な対応(面談・専門機関への連携)
- 休職、復職支援
ストレスは心の病気だけでなく、からだの病気の要因になるともいわれています。ストレス社会といわれる現代、人材を守ることが、すなわち企業を守ることであり、企業にとってますます重要な課題となってきています。個人と組織の関係が良好で、相互期待や目標を適合・調和できることが重要な要素です。企業にとって人材は「人財」。大切な従業員が明るく元気に働き。より多くの成果を上げられるよう、一度EAPの導入をご検討ください。