暑かった夏から秋へ向かう季節の変わり目は、朝晩と日中の寒暖差が大きくなります。また、台風の発生などによる気圧の変化も激しく、自律神経に影響が出やすく、とりわけ体調を崩しやすい時です。
日中は過ごしやすくなっているにもかかわらず、頭痛やめまい、消化器系の不調を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここ最近は、特に睡眠について悩まれている方が多く、ご相談をお受けする機会も多いため、今月は睡眠についてあらためてお伝えしたいと思います。
眠れないのは……
なかなか寝付けない、途中で目が覚めた後に眠れない、早朝に目が覚める、夢を多く見る、眠りが浅い、スッキリ目覚めない……
などの状態が続くと、長期的に続くと疲労感が溜まり、日中の活動にも影響が出てしまいます。
では、睡眠に支障が出るのはどのような時なのでしょうか。
- ストレスを感じている(自覚症状がなくストレスを感じている場合もあります)。
- 長時間のパソコン作業で目や頭を酷使している。
- 力が抜けていない。
- 横になっても色々考え事をしている。
どの場合にも共通しているのは、体が強張り、緊張状態を作り出していることです。
神経が休まらず、呼吸が浅いなど、交感神経が優位の状態といえるでしょう。
眠るためには……
【 寝る前にやってはいけないこと 】
・直前までスマホやパソコン、ゲームをすること
⇒強い光で目や頭が興奮状態になってしまう。
・食事を摂ったばかり
⇒寝る3時間位前までにはできるだけ済ませるようにする。
・アルコールやカフェインの摂取
⇒覚醒作用があるので、寝る前には控える。
【 取組みたいこと 】 秘訣は「ホッとする」「安心する」状態を作ることです!
・目を休める
⇒お風呂で電気を消し、離れた場所(洗面所など)の電気だけつける。
・ティッシュやコットンにアロマの精油を垂らし枕元に置く
⇒香りが脳にダイレクトに届き呼吸が深まる。
・体を温める
⇒湯たんぽやホットタオル(濡れタオルを電子レンジで1分温めたもの)を 気持ち良いと感じるところに置く。
例)足元、首の後ろ、背中、目。
・背中をストレッチ
⇒毛布などを丸めて筒状し、背骨に沿わせ、その上に寝て胸を開く。または、バランスボールに寝っ転がってみる(ホリスティックケア2019年10月参照)。
・気になることを書き出す
⇒ノートに書くかパソコンやスマホに入力し、頭の中から出す(アウトプットする)。
秋の夜長、眠れないとつい、色々なことを検索したくなりますが、これらのことをまず試してみましょう!