2025年1月(如月) 「誰か」と「自分」の間で見つける、成長のヒント

2025年1月(如月) 「誰か」と「自分」の間で見つける、成長のヒント

2025年の干支は「乙巳(きのとみ)」です。「乙」は成長の途中を表し、「巳」は植物が大きく育ちきった状態。
この2つが組み合わさる年は、これまでの努力や準備が実を結び始め、変化を受け入れながら柔軟に発展していくとされています。

また、「巳=ヘビ」は神様の使いとして大切にされ、脱皮を繰り返す姿から不老不死の象徴とも言われてきました。

皆さまにとって、この一年が実り多く素晴らしい年になりますよう、心からお祈り申し上げます。


「人と比べること」と上手に向き合うために

私たちは、小さい頃から、誰かと比べられる中で自然と「物差し」を身につけてきました。
特に兄弟や姉妹がいる方は、身近に比較される相手がいるため、その傾向がより強いかもしれません。

人との比較は、一見ネガティブに感じられることもありますが、それによって自分の足りない部分に気づいたり、他人の良さを見つけたりするきっかけにもなります。
自分の立ち位置を知り、次に何をすべきかを考える助けにもなるでしょう。

ただし注意が必要なのは、比較することで「自分はダメだ」と感じる癖がついてしまうことです。
その結果、自己肯定感が低くなり、自信を持てなくなることで、自分自身を苦しめてしまうことがあります。

しかし、見方を少し変えるだけで気持ちも大きく変わります。ぜひ、以下のポイントを参考にしてみてください。

カギは〇〇の自分にあり

もしも「何かと比べてしまう癖が変えられない……」と感じるならば、過去の自分や昨日の自分と比べてみましょう。

どれだけ変化があったのか、あるいは変わらなかったのかを振り返り、「ダメだ」と否定するのではなく、次に「何をどうすればいいか」を考えるためのヒントにします。

物差しを手放すための切り替え方

この世に自分と全く同じ人はいません。たとえ双子であっても、必ず違いがあります。
つまり、本来は比べる必要自体がないのです。

人それぞれ、立場や役割が異なるもの。もしも誰かと比べそうになったときは、「私とその人では役割が違うから比べても意味がない!」と、気持ちを切り替えてみましょう。

この考え方を繰り返していけば、次第に人と比べる癖が上書きされ、人と比べる物差しを使わなくなっていくはずです。

2025年のスタートは、2024年の自分から脱皮し、可能性を広げる一年にしましょう!