10月は、一般的には衣替えの季節です。
変えるタイミングは、地域によっても異なりますが、大体の目安としては、秋服は最高気温が15℃〜20℃。冬服は15℃以下だと言われています。
今年は、最高気温30℃近くの日がまだ続くなど、季節感と体感気温の違いが大きく、何を着たら良いのか迷うこともしばしばでしょう。
とはいえ、季節の変わり目。朝晩と日中の気温が変わりやすい時ですので、羽織るものを1枚持っていたほうが良さそうです。
くれぐれも体調を崩さないよう、気をつけてお過ごしください。
あなたの欲しいものは何ですか?
先月は、コミュニケーションの大切さという観点から、言葉のキャッチボール、「傾聴」を取り上げました。
コミュニケーション不足が人間関係に影響することはご存じの通りですが、最近、カウンセリングの中で感じるのは、そもそも自分が何を欲しいのかにきちんと気付いて相手に伝えることができているのか……という疑問です。
カウンセリングで、「相手が自分の思ったように動いてくれない」「期待した言葉が返ってこない」などなど、相手への不満を耳にすることがあります。
しかし、ちょっと待って! あなたは、自分がやって欲しいことや言って欲しいことを、相手に伝えているでしょうか。何よりも、あなたが何に不満を感じているのか、本当は何が欲しいのか、自分で分かっているでしょうか。
たとえば、家族がそれぞれ忙しく、皆で食事をする機会が減っていたとします。あなたは、「食事の用意をしても連絡がないなんてひどい」「先に言ってくれれば用意をしなかったのに」「せっかく作ったのに」など、連絡がないことに腹を立てるかもしれません。家族に予定があり忙しくしている様子に、自分だけが皆の世話をしているような気持ちになり、イライラすることもありそうです。すると、家族に対して不機嫌になって言動がキツくなるなど、家族に不満をぶつけることになりかねません。
しかし、「自分の気持ち」に目を向けてみるとどうでしょうか。本心では、皆が外に興味を持つことを寂しく感じているのかもしれないし、自分のやりたいことを我慢して家族に時間を使っているという気持ちが隠れている可能性もあります。「私は何が欲しいのか?」と自問してみると、「皆で一緒に食事をしたい」のかもしれませんし、「自由な時間が欲しい」のかもしれません。
自分が欲していることが分かると、「皆でたまには一緒に食事をしたい」や「○○をしたいから食事は作らないよ」というように周りへの伝え方が変わります。すると、あなたの気持ちが相手にとって分かりやすくなるばかりか、自身の気持ちもスッキリ!
さらに、自分の気持ちを伝えたからといっても、相手がどうするのかはコントロールできないことも知っておくと、お互いが気持ちを伝え合える良い関係を作れます。
イライラしたり、モヤモヤしたりするときは、相手に目を向ける前に、自分の気持ちに目を向け、「私は何が欲しいのか?」と自分自身に聞いてみましょう!