例年ですと、お彼岸を過ぎると気温も下がってくるものです。
しかし、今年は、10月に30℃近くなる日もあり、季節を勘違いしてしまうほどでした。11月も、全国的に、気温は平年より高めのようです。
とはいえ、冷えの入りやすい襟元(首)はスカーフやマフラーなどで保温し、気温の変化に対応できるようにしましょう。
コミュニケーションで大切なこと
「ジョハリの窓(Johari Window)」をご存じでしょうか。
1955年に、アメリカの心理学者である、ジョセフ・ルフトとハリントン・インガムによって、「対人関係における気づきのグラフモデル」として考案・発表されました。2人の名前から「ジョハリ」という名称で知られています。
◆ジョハリの窓(Johari Window)
他人とのコミュニケーションを模索する心理学モデル「ジョハリの窓」は、自分と他人、気づいていると気づいていないという観点から、4つの窓に分類しています。
① 開放の窓(open self)
自分も他人も知っている自分のこと。
他人からの目も自分で理解しているので、自己一致しています。
② 秘密の窓(hidden self)
自分だけが知っていて、他人は知らない自分。
例えば、今日は家族と喧嘩をしたとか自分のコンプレックスなど、人に言っていない秘密のこと。
③ 盲目の窓(blind self)
他人は知っているけれど、自分は知らない自分。
自分では気づいていない癖や振舞い、意識していないことなど。
④ 未知の窓(unknown self)
自分も他人も知らない自分。
誰からも知られていない自分なので、成長の可能性を秘めています。
相手との関係は、お互いがお互いのことを知り、理解することで強固になっていきます。
人間関係における信頼構築のためには、「開放の窓」が広がることで相手との関係にズレが生じにくくなります。
では、実際にはどうしたら良いのでしょうか?
◆「秘密の窓」を広げる→自分しか知らない自分のことを相手に知ってもらう、自己開示をすることです。
例えば、家族と喧嘩をして機嫌が悪い、イライラしているなどと知らせなければ、相手が「自分に対して怒っている」と勘違いをすることもあるでしょう。
コンプレックスについても、こちらから伝えることでフォローしてくれることがあるかもしれません。
◆「盲点の窓」を広げる→自分の知らない自分について、人からの意見を聞くことが大事です。
知らぬ間に人を傷つけていたり、不快な思いをさせていることを知らなければ、人との関係はなかなか構築しにくくなります。
自分の欠点を聞くことは勇気も要りますし、少々耳の痛いことかもしれません。しかし、それを知ることで成長にも繋がります。
どこか思い当たる方は、ぜひ「開放の窓」を広げることに挑戦してみましょう!
人との関係が、よりスムーズで心地よいものに変化していくはずです。