6月になり、公園や電車の線路脇など、今まで気づかなかった場所に、己の存在を示すかのような紫陽花を見かけるようになりました。
季節の移ろいと共に咲く花々は変わり、植物から季節を感じ取れます。これも自然の恵みですね。様々な色彩で咲き誇る紫陽花は、これからしばらく続く、鬱陶しい梅雨の不快感を和らげてくれるに違いありません。
紫陽花に限らずとも、外に出た時は、周りを見渡し、ぜひ五感から季節を味わってみましょう!
さて、先月は、“からだ”の充電についてお伝えしました。
そこで、今月は、“こころ”の充電の仕方を紹介します。
“こころ”を充電するには?
“こころ”を充電するときに大切なのは、自分自身の五感を通じ、「刺激が快い」と感じる“快刺激”を意識することです。
そしてもう1つ、“こころ”の充電には段階があることを理解しておきましょう。
第一段階・・・
ホッとすることを見つけましょう!
これは“からだ”の充電にもなりますよ。
例)お茶を飲む、音楽を聴く、肌触りの良いものに包まるなど。
第二段階・・・
気持ち良いことをやりましょう!
受け身のほうが感じやすいです。
例)マッサージ、エステ、ペットに触れる、自然の中で深呼吸など。
第三段階・・・
美味しいと思うものを食べましょう。お腹が空く感覚や、「アレが食べたい」と思えることも大事!
できれば消化の良いものがベターです。
第四段階・・・
嬉しい、楽しいことをしましょう!
人やネットからの情報ではなく、自分の心に聞いたり、試して感じるかがとても大事です。
“こころ”のバッテリー残量は大丈夫?
“こころ”の充電において注意したいのは、あまりにもエネルギー不足の場合、第三や第四段階を感じにくくなるということです。
しかし、ある程度、充電できれば、食欲や嬉しさ、楽しい気分を再び感じられるようになるので、充電の段階があることを意識しておくと良いでしょう。
エネルギーが足りず、人混みやにぎやかなところなどへ行くと疲弊するばかりだった方でも、抵抗感が薄れてきたら、大分、充電ができてきた証拠ですよ。
私たちのエネルギー量は、スマートフォンのバッテリー残量のように数値で見ることができません。
だからこそ、自分の感覚やこころの状態を日頃から知っておくと、充電不足のサインにも気づきやすくなります。
せっかくならば、充電満タンにしてみましょう!