この冬も、昨年に続き、厳しい寒さとなっています。
1月には、全国的に、10年に一度の大寒波にも見舞われました。東京都心でも、朝晩を中心にマイナスの気温が続いています。
二十四節気で紹介しているように、今月は立春を迎えるものの、まだまだ寒さに油断はできません。
一時的に暖かくなる日もあるなど、気温のアップダウンも大きく、対策するのが大変ですが、今一度、寒さ対策を万全に!
今号も参考にしていただき、体を温め続け、免疫力を維持・向上しながら、春の訪れをもう少し待ちましょう。
寒い冬の必需品と言えば?
巷にはさまざまな“温めグッズ”がありますが、中でもお勧めなのが昔から重宝されている「湯たんぽ」です。
漢字では「湯湯婆」と書くことをご存じでしたか?
中国で「湯婆(たんぽ)」と読まれているものが日本に伝わりましたが、その後、もう一つ「湯」の文字が付き、“ゆたんぽ”と呼ばれるようになりました。
元々は「婆」や「妻」や「母親」という意味で、湯たんぽを抱いて寝る様子が、母親の体温の温かさを感じながら眠るようだというところから来ているそうです。
たしかに人の体の温かさにはホッコリして安心しますね。
手足が冷たい時は
寒さが続くと、手足が冷たくなり、なかなか寝付けないとお悩みの方はいないでしょうか。
特に、末端の手や足が冷えている方の中には、靴下を履くなど、冷える箇所を直接温めてケアしている場合も少なくないはずです。
それも良いですが、より効果的なのは、大きな筋肉を湯たんぽで温めること。血管が多く集まる大きな筋肉を温めることで、体内の循環を効率的に促します。
そんな筋肉があるのは、お腹や、腰からお尻、太ももの前後です。
湯たんぽを使用する時には、それらの箇所にも意識的に当ててみてください。
さらに! 湯たんぽの効果的な使い方
湯たんぽを、お風呂に入る前に使ってみましょう!
入浴前に大きな筋肉を温めておくと、全身がより温まりやすくなり、お風呂を出てからもポカポカが続きます。
加えて、寝つきも、さらに朝の目覚めも良くなるので、体温が上がり、免疫アップにも繋がりますよ。
春までの寒い時期を元気に快適に過ごすためにも、ぜひ、この冬は湯たんぽを活用してみてください。