2022年12月(師走)正しい喧嘩のやり方?!

2022年12月(師走)正しい喧嘩のやり方?!

師走になり、寒さも本格的になってきました。
紅葉した木々の葉は落ち、彩を地面へと移しています。

2022年も残り1ヶ月となりました。この1年は皆様にとってどのような年でしたでしょうか。

やり残したこと、やりたかったこと……、片付けてスッキリした気分で年越しを迎えたいものですね。

喧嘩は悪いこと? 〜カップルカウンセリングを通して〜

ウェル・カウンセリング・ルームには、カップルカウンセリングのメニューがあります。
利用者は、長年連れ添ったご夫婦もいれば、同棲中のカップルや付き合い始めたばかりの若いカップルなど関係性は様々です。ほとんどの場合、2人の間では話合いができず、平行線のままのため、「第三者に入ってもらって話をしたい」とおっしゃいます。

喧嘩のきっかけはカップルにより異なりますが、最終的に、いつものパターンに陥るのは同じ。
いつものパターンとは、「どちらかが口をきかなくなる」「感情的になって言い争う」「片方が怒鳴って話にならない」などなど……。

これは、カップルに限らず、親子、兄弟、他人でも同様で、喧嘩をすると似たようなパターンを繰り広げます。あなたは思い当たりませんか?

喧嘩はしないに越したことはありません。喧嘩は良くないと避けている方もいるでしょう。

しかし、そうすると、我慢を続けることに。限界を超えると、結局は爆発してしまうことになります。
何かにムッとする、キレる、頭にくるなどは、怒りに繋がる自然な反応です。大切な感情のひとつであり、一概に悪いこととは言い切れません。

仲直りまでが喧嘩

では、喧嘩をどのように扱えばよいのでしょうか?

何かに反応した時には、「自分は何に怒りを感じているのか」、その感情を観察してみましょう。

売り言葉に買い言葉。その場の感情ですぐに出た言葉は案外、本心とも限らず、感情的なだけであることも多いはずです。すぐには難しいと思いますが、気持ちが少し落ち着いて収まったら、怒りを感じたのは、言葉なのか態度なのか、それとも自分への扱いなのかを確認し、その上で、相手にどうして欲しいのか、自分の本心を探ってみます。
その本心を、意地を張らずに落ち着いて相手に伝えてみませんか? 自分に悪いところがあったら、勇気を出して謝ってみましょう。

いつも繰り返している喧嘩のパターンは、相手が変わっても、同じであることが多いものです。
そのままでは、一向にパターンから抜け出せません。

喧嘩をしたら、自然に気持ちが収まるまでお互いに口をきかず・触れず、何となく話し出すのではなく、【喧嘩を始めたら、仲直りまでやってみる!】という覚悟で喧嘩をしてみませんか。

きっと、徐々にではあっても、本当に言いたかったことを伝えられるようになるはずです。自分のパターンを変え、お互いが成長するためにも、ぜひ実践してみてください。

気持ちもサッパリするので、後味が良いですよ!