日中、陽が差す時間帯は暖かく感じるものの、朝晩は冷えてきました。
寒さから無意識に肩をすくめ、力が入りやすくなり、気がつくと体が硬くなっているという方も多いのではないでしょうか。
これからは、寒さ対策が必須です。
冷えが入り込まないように、首まわりには厚手のスカーフやマフラーを巻き、防寒対策を忘れないように気をつけましょう。
実りの秋、収穫の秋
春にまいた種が育ち、秋に実り、収穫の季節となります。家庭菜園をやっている方は、収穫の喜びを味わっているのではないでしょうか。
まいた種に水をやり、適切な時期に肥料を与え、日の光が届くように葉を間引くなど、植物を育てるためには色々と目を配らせ、手をかけなくてはなりません。
育つ過程ももちろん楽しいものですが、収穫となるとまた格別です。
さて、これは何も植物に限ったことではありません。私たちの人生にも同じことが言えます。
私たちの種まき、収穫とは? 良い種と悪い種
私たちの人生にとっての「種まき」とは何かについて考えてみましょう。
「種」とはすなわち、思いや言葉、表情や行動など。それらを周囲に発することが「種まき」と言えそうです。それらが時間と共に育ち、実を結び、やがて収穫の時が訪れます。
良い種をまいていれば、良い実を結び、喜ばしいことに繋がるでしょう。たとえば、いつもニコニコ笑顔で、元気よく挨拶をしていたら、と想像してみてください。
些細なことだと思われるかもしれませんが、毎日、あちこちに種をまいていることになります。
その結果、周囲の人が、「感じが良い」「話しかけやすい」と感じ、色々なお誘いやチャンスに繋がりやすくなるのです。
一方、挨拶をされても無視をしていたら?「閉ざしている人」と思われ、話しかける人が少なくなるという結果を招くかもしれません。
果たしてお誘いやチャンスを持ってきてくれる人はいるでしょうか。
さらに、そのような種を多くの人に向けたり、長い年月続けたりしていたら?
良い種は、放っておいたとしても良い結果に繋がる可能性があります。
その点、悪い種は厄介です。
知らぬ間に育つことで、望ましくない結果となり、後から悔やむことになるのは残念なことですね。
悪い種はどうするか?
もちろん、悪いものだと考えながら、進んで種をまいている人はいません。無意識なことの方が多く、まいたことに気づいていない場合もあるはずです。だからこそ厄介だと言えます!
種をまき、ある程度まで育ってくると、結んだ実を目の当たりにし、結果を思い知ることがあります。その場合には、植物の葉を間引くように、不適切な部分がこれ以上育たないよう、すぐに対処しましょう。
その一歩、悪い種をまいたことに気がつくサインは、心に引っかかっているモヤモヤです。スムーズに運ばずに時間がかかっていること、周囲からのクレームやネガティブな反応はありませんか?
自分の心に留まっているモヤモヤは、案外「見直してほしい」という、あなた自身の心のサインかもしれません。あえて目を向けてみるだけでも、心が少し軽くなるものです。そこから次の一手を考え、新しい種をまけば、豊かな収穫を得られます。