2022年3月(弥生)先が見通せず不安になったらこう考えよう!

2022年3月(弥生)先が見通せず不安になったらこう考えよう!

北京で開催された冬季オリンピックでは、若い世代の活躍が目覚ましく、早くも4年後が楽しみになりました。

次は、34日より開幕するパラリンピックですね!
世界情勢や新型コロナウィルス感染症で不安が高まる中、選手たちの真摯に挑戦する姿は、勇気や希望、そして感動を与えてくれることでしょう。
世界中が平和に安心して暮らせる時代が早く訪れて欲しいものです。

さて、今月は、行き詰ったり、先が不安になったりした時におすすめしたい考え方をお伝えします。
少しでも気持ちが軽くなったら、ぜひ続けてみてくださいね。

先が見えない時には

誰でも一度は、仕事などで行き詰って先が見えなくなり、「この状況がこのまま続くのではないか」と感じ、やる気が起こらなくなったり、辛い気持ちになったり……という経験があるのではないでしょうか。カウンセリングに訪れる方の中には、「長いトンネルからずっと抜け出せない」と思い込んでしまう傾向が見受けられます。

たとえば、マラソンで体力が消耗する中、なかなかゴールが見えなかったら力配分に困ってしまいます。
しかし、ちょっと先にゴールが見えたら、どのような気持ちになりますか?
「あそこまでは頑張ろう」と思えるのではないでしょうか。

先が見通せない時も同じことです。

ゴール設定を「1ヵ月だけ」「1週間だけ」「今日だけ頑張ってみよう」というように短くしてみましょう。

過去や未来にとらわれてしまう時にも

私たちは、過去の出来事を思い返してあれこれ考え後悔するばかりか、まだ起こっていない未来にまで考えを巡らせ、不安の先取りをしてしまうことがあります。

リスクに備え、準備や対策を考えるならば良いですが、過去はやり直せません。想像した未来が本当に訪れるかも分かりません。

それにも関わらず、悔んだり心配したりして不安になると、エネルギーを消耗し、無駄な時間を費やしてしまいます。

そんな時に目を向けるべきは、一番大切な“今”という時間がお留守になっていること。

未来は、“今”の延長線です。

今に集中し、目の前のことに全力を注いでみると、後悔や不安が入る余地はなくなり、良い状況を作りだすことに繋がります。

「もし思わぬ事態が起こったら、その時に考えて行動しよう」という心の準備があれば、有事の際にもうまく対処できるはずです。