今年は、梅雨明け宣言が早々に出たものの、7月になると雨が続き、戻り梅雨のような、湿度が高くムシムシと暑い日が続きました。
これからは気温がますます上がり、暑さが厳しくなってきますので、熱中症にはくれぐれもお気をつけてお過ごしください。
そんな暑い夏は、疲労回復に有効なカリウムを多く含んだスイカがお勧めです。
スイカには、利尿効果やむくみ解消、活性酸素の除去も。
また、シミ・シワの予防効果のあるリコピンがトマトより多く含まれており、ダイエットや美容効果も期待できます!
スーパードクターからの耳寄りな情報
脳腫瘍の覚醒下手術で、世界でもトップクラスの実績をお持ちの都立駒込病院脳神経外科部長・篠浦伸禎先生より、直接お話を伺う機会がありました。
脳に良いことを質問し答えていただいたので、シェアしたいと思います。
認知症予防の考え方
認知症は、アミロイドベータが脳に溜まることで発症すると一般的には言われています。
しかし、篠浦先生によると、一番の原因はストレス! ストレスが原因で脳の血流が低下し、脳の司令塔である帯状回という場所の機能が低下するということです。
ストレスの管理は、認知症だけでなく、脳のためにも必要なことだとおっしゃっていました。
脳の司令塔を強くするには、
①脳の中心部、体幹を鍛える
篠浦先生は、脳の中心部は、体幹を通って、足裏につながっていると考えています。
そのため、
・足裏に刺激を与え血流を良くすることで脳へ刺激を与えること
・腰回りの体幹力をアップさせる「真向法体操」を推奨しています。
②ファイトケミカル(抗酸化物質)を多く含んだ野菜を摂る
ポリフェノールやリコピンなどを多く含む野菜は、傷ついた血管の修復作用があります。
<野菜>トマト、ほうれん草、アスパラガス、ナス、カボチャ、ニンジンなど
<果物>ブドウ、ブルーベリー、イチゴ、ミカンなど
③水の摂取
・1日最低1.5リットルを摂り、その内の半量に当たる7〜800mlは午前中に!
④睡眠をしっかりとる
・睡眠不足により、視床下部の血流が減ります。脳を元に戻せるのは睡眠だけだそうです。
⑤アホエンを含んだニンニク油を摂る
・1日スプーン1/2〜1杯を摂ることで、脳の血流を良くし、免疫力アップが期待できます。
アホエンたっぷりなニンニク油の作り方
1.ニンニクをすりおろし、室温で2時間ほど置く。
2.オリーブオイルを容器に入れ、1のニンニクも加え、室温で5日〜1週間置く。
(殺菌・抗ウイルス作用のあるアホエンという成分が、この時に最も多く生成されます)
3.ニンニクを茶こしで濾す。
※密閉容器に入れ、冷暗所で保存可能ですが、1ヶ月以内に使い切りましょう。
脳を元気に保つことは、若々しさをキープする秘訣でもあります。
認知症、脳卒中、脳梗塞の予防にもぜひ、できそうなことから実践してみましょう!