2021年6月(水無月)長引くコロナ禍におけるテレワークの在り方

2021年6月(水無月)長引くコロナ禍におけるテレワークの在り方

北海道、東京、愛知、大阪、兵庫、京都、岡山、広島、福岡、沖縄の10都道府県は、緊急事態宣言が620日まで延長となりました。

また、「まん延防止等重点措置」も、多くの適用地域で同様に延長に。
新型コロナウイルス感染症の終息は、まだ遠い道のりのように感じます。

さまざまな報道のある中、対策を地道に続け、周囲に振り回されないようにしたいものです。

さて、今月は、長引くコロナ禍におけるテレワークの在り方について考えたいと思います。

<快適とストレスの分かれ道>

テレワークも1年以上が続き、さまざまな声を聴くようになりました。

自分のペースができ上がり、とても快適に過ごしている方と、発散できずストレスが溜まってしまっている方がいます。

前者は、日頃から一人で何かをすることが好きな方や、自分の時間を持ちたくても持てなかった方に多い傾向が。後者は、周囲とコミュニケーションを取ることが好きで、適度な刺激を好む方に多いように感じます。

もちろん、どちらが良い悪いということではありません。今まで気付かなかったご自分の習慣を再確認し、「どうしたら今の状態よりも良くなるか」を色々試してみる時だと言えそうです。

自分の好きなこと、今までやりたかったことを行うと、心のエネルギー補給になります。周囲からの刺激によってエネルギーが循環する方は、電話やzoomなどのオンラインで人と話したり、体を動かしたりするなど、エネルギーの発散を意識することがおすすめです。

自分を知ることが、さらに自分と快適に過ごせることに繋がります。

<テレワークの落とし穴>

会議などもzoomなどのオンラインを通じて行っていると思いますが、画面を前にすると、意識したつもりはなくともスイッチを入れた状態になります。つまり、ONの状態です。

その結果、実際は疲れていたり、ヤル気が起こらなかったりする時でも、OFFになっていないのではないでしょうか。自分自身でも気付かぬまま無理をしたり、頑張ったりしていませんか?

その一方で、実際に会っていれば周囲が気付くことができる、ふとした表情や態度の変化も、画面越しでは感じ取りにくくなりがちです。そんな落とし穴を予防するには、何気ない雑談が役立ちます。

息抜きになるだけでなく、ちょっとした会話の中で、相手の変化に気付きやすくなるでしょう。

仕事を進めることはとても大事です。しかし、張り詰め続けていると、どこかでパンクをしてしまいます。

テレワークにこそ雑談が必要だと考え、適度に組み込み、自分だけでなく、周囲の人の様子にも目を向けてみてください。

早めの気付きが不調を回避する予防策になります。