2021年7月(文月)喧嘩の効用

2021年7月(文月)喧嘩の効用

いよいよ東京オリンピック開催月になりました。

コロナ禍での開催がどのようになるのか、具体的にはまだ分かりませんが、無事に開催され、終えられることを願うばかりです。

私たちにできることは、より一層のケアを続けることでしょう。

今月は、「平和の祭典」にちなんでというわけではありませんが、「喧嘩」に対する考え方を取り上げます。

喧嘩について

コミュニケーションが上手くいくに越したことはありません。

しかし、全く同じ考えの人と巡り合えることのほうが少ないのが現実です。

一人ひとりの容姿が異なるように、考え方や受け止め方も違うため、相手との間に齟齬(そご)が生まれ、時には喧嘩にまで発展することもあります。

カップルカウンセリングでお越しになるカップルの場合、喧嘩を繰り返す中で話し合いにならず、「第三者を交えて話し合ってみよう」という目的で来室されることがほとんど。その間は喧嘩をしっぱなしで、感情を溜めこんだまま、不満を抱えたままの状態です。

さて、そんな喧嘩とは、悪いものなのでしょうか、良いものなのでしょうか?

喧嘩は自分と相手のパターンを知る機会

喧嘩をすると、「決まってキレる」「大声を出す」「怒鳴る」「口をきかなくなる」「無視をする」……など、
お互いに決まった態度になりませんか。相手が違ってもパターンはいつも同じ、という方もいるでしょう。

感情的になると、相手の話を聞けなくなり、興奮状態になって、冷静ではいれなくなりがちです。

しかし、その時こそが、自分や相手の感情表現のパターンを知る良い機会とも言えます。

“仲直り”までが喧嘩

弊社代表の篠原は、「仲直りまでが喧嘩」と定義づけています。仲直りまで行き着かないと、あなたのパターンはそのまま。
解消できない感情が再び蒸し返され、終わりがなくなってしまうことになりかねません。

怒りや不満を抱え続けることは、エネルギーをとても消耗します。
他にも影響を及ぼした結果、二次被害まで生んでしまうこともあるでしょう。

一方、“仲直りまで”となれば、どのように気持ちを収めるかを考え、言いたかったことを冷静に伝えられるようになり、早くに収束できるようにもなる上、嫌な気持ちを持ち続けなくてすみます。

相手のあることなのでなかなか難しく、最初は、相手も同じように思ってくれるかは分かりません。
しかし、喧嘩をしたら、自分のためにも、どこでどのように仲直りをするか、まずは、意地を張らずに試してみませんか。

自分が陥りがちな態度のパターンが分かり、仲直りの方法を学ぶ機会にもなる喧嘩。

そう考えると、案外、悪いものでもないと思えてくるのではないでしょうか。