2020年 4月(卯月) 気持ちよくスムーズな会話の秘訣はキャッチボールにあり!?
二十四節気・・・
清明( せいめい ) 4月 4日 すべてのものが生き生きとして清らかに見える頃。
穀雨( こくう ) 4月19日 穀物を潤す春雨の降る頃。
今年は、桜の開花が、各地で記録的な早さとなっています。例年ならば、お花見の話題一色となるところですが、新型コロナウィルスの影響で自粛ムード。今までに経験したことがない春の訪れとなりました。
基本的なケアや備えは重要ですが、過度な不安や恐れに巻き込まれないよう、個々に落ち着いて考え、冷静に行動したいですね。
何らかの出来事が起こった時には、それをどのように捉えるかにより行動が変わってきます。
マイナス面ばかりに焦点を当てると、気持ちが不安や恐れに支配されてしまいがちです。しかし、違った見方をすることで気持ちの持ち方も変わります。それは、日々の小さなことも人類が直面する大きなことも変わりはありません。一人ひとりがどう捉えたかが大きな違いをもたらします。
このような時こそ原点に返り、人と人との繋がり方を見直してみませんか。
会話はキャッチボールと言うけれど……
そもそもキャッチボールとはどのようにするものでしょうか。
「球を投げる → その球を受取る」を繰り返しますよね。それは、「相手が取れるように投げ、相手は胸の前で受取り、球をまた相手が取れるように投げる」という行為。
会話も、全く同じです。誰かと会話をする際には、まず、相手に言葉を投げかけ → 受取る側も相手の言葉をきちんと受け止め、次の言葉を投げます。
こう書くと簡単そうに感じますが、
果たしてきちんと会話できていますか?
気持ちよくスムーズな会話が交わされていますか?
以下のようなパターンには注意が必要です。
正面からきちんと受け止めていない
何かをしながらや、横を向いたり背中を向けたりしたまま会話をしていることはありませんか?
➡︎ 相手は、目が合うことなく、きちんと受取ってもらえていなければ、「きちんと聞いてもらっていない」という気持ちになってしまうかもしれません。
相手が不満に思った場合、何度も同じことを言うかもしれません。
そのような時は自分の受け止め方を見直すチャンスです。
違う球を投げる
投げられた言葉を受取る前に、違う言葉を返していませんか?
相手が話し終わらないうちに違う言葉や話題をなげかけていませんか?
➡︎ 相手は、話し切れておらず、不満が残ってしまうかもしれません。
次々に球を投げる
一方的に話して、相手の反応や言葉を待たずに自分だけで話していませんか?
➡︎ 相手は「自分の話を聞いてもらえていない」と思うかもしれません。
大きな球を投げる
投げるというより、“投げつける”ような言葉を投げていませんか?
➡︎ これも相手が受け取れないくらいの衝撃になるかもしれません。
そのような時は、相手の球も強く返ってくる場合があります。
お互いに感情的になっている場合が多いでしょう。
強い球を投げる
投げるというより、“投げつける”ような言葉を投げていませんか?
➡︎ これも相手が受け取れないくらいの衝撃になるかもしれません。
そのような時は、相手の球も強く返ってくる場合があります。
お互いに感情的になっている場合が多いでしょう。
違う方向に球を投げる
思いもかけない方向に投げていませんか?
➡︎ れでは相手が受け取れません。
違う場所に投げるならば、事前にそう伝えると、相手も準備をし、取れる体制が整う可能性が高まります。
会話を球に置き換えてみると、自分がどのような球を投げ、どのように受け取っているかを想像しやくなるでしょう。
気持ち良いやり取りでは、会話が弾み、話した後もスッキリします。
普段はさほど意識しないまま会話を交わしているかもしれませんが、相手や自分の言葉のやりとりに目を向けると、どのような球のやりとりなのかが見えてくるはずです。
スムーズな会話からお互いに心地がよい関係が生まれます。