2020年 7月(文月)身近なものがマッサージ器具に!?
二十四節気・・・
小暑( しょうしょ ) 7月 7日 梅雨明けが近く、夏の暑さが始まる頃。この頃から立秋の前日までの間が暑中。暑中見舞いはこの期間に送ります。
大暑( たいしょ ) 7月22日 暑さが最も厳しい頃。
6月中旬に都道府県をまたぐ移動が可能となり、首都圏に人出が戻りつつあります。
一方、感染者数は一時落ち着いたものの、徐々に増えてきており、まだまだ油断はできません。
必須なのは、手洗い&うがい! 何よりもセルフケアが大切です。
弊社の対面で行うカウンセリングや施術も再開しましたが、皆さん、長期にわたるテレワークによる肩こり・腰痛や目や頭の疲れを自覚され、運動不足で体がコチコチになっていました。
そこで、今月は、気軽にできるセルフケアをお伝えいたします。
ボールが活躍するのはスポーツだけじゃない?
硬式テニスやゴルフを楽しんでいる方は、ぜひお手元のボールをご活用ください!
そうでない方は、周りの方から使い古したボールをもらってみてはいかがでしょうか。
① 硬式テニスボールで
【太ももの外側をほぐす】
太ももの外側には、“腸脛靭帯”という長いベルトのような太い靭帯が、骨盤と膝を結ぶように付いています。足を外に開いたり、膝を持ち上げたりする時の支えとなる靱帯です。ここが硬くなっていると、腰痛や膝痛の原因となります。
《ほぐし方》
床や畳に座り、膝を曲げ、テニスボールを下に敷き、腸脛靭帯のある太ももの外側を押し当てるようにゆっくりと圧を加えていきます。場所をずらしながら、同様に押し当てながらほぐしていきます。
【お尻をほぐす】
お尻の筋肉は、大・中・小の3つの殿筋(でんきん)が層となっています。特に、一番大きな「大殿筋」は、胴体をまっすぐに支えるため、常に緊張状態です。
《ほぐし方》
床や畳にテニスボールを置き、その上にお尻を乗せ、ゆっくりと圧を加えていきます。力まずに息を吐きながらリッラックスして行いましょう。
② ゴルフボールで
用意するもの・・・ゴルフボール2個とストッキング30センチ程度
ストッキングの中にゴルフボールを入れ、それぞれの端を結び、ボールとボールの間をボール1つ分程度開けて結ぶ。
【背中をほぐす】
背骨の両側にボールが当たるように床や畳の上に置き、その上に寝ます。背骨に沿ってずらしながら、同様に寝て圧を加えます。体が緊張しないようにゆっくり息を吐きながらリラックスして行いましょう。
【足裏をほぐす】
床や畳にボールを置き、足の裏を乗せ、ゆっくりと体重を乗せながら圧を加えます。イタ気持ちいい程度の圧で行いましょう。
手は優秀なマッサージ器!
硬現代人はスマートフォンやパソコンを見ている時間が長いので、目や脳を酷使しています。しかし、いつも人目にさらされている顔が実はとっても凝っているのは見逃されがち。目や脳、そして顔の疲れを楽にするには、手の関節がほどよい刺激のマッサージ器になります!
《ほぐし方》
握り拳の第二関節を使って刺激をしていきます。顔にはツボがたくさんあるので、目の疲れがとれたり、顔全体の血行が良くなったりします。
【頭をほぐす】
手を握り、ゲンコツを作り、第二関節を頭部に当て、軽くスライドをさせながらほぐしていきます。
【目の周りをほぐす】
眼球の周りの骨を人差し指と中指の第二関節で挟むようにしながら圧を加えていきます。目の下、頬骨の辺りを軽く押します。
【顔をほぐす】
額やこめかみ、頬骨の下、顎などを、目の周りをほぐした時と同じ要領で、人差し指と中指で骨を挟むように圧をくわえていきます。