2019年 9月(長月) カラダやココロに目を向けるのは今!
二十四節気・・・
白露(はくろ) 9月 8日 夜中に大気が冷え、草花や木に朝露が宿りはじめる頃。
秋分(しゅうぶん) 9月23日 太陽が真東から昇り真西に沈む、昼と夜の長さが同じになる日。
2019年の夏は、梅雨が長かったせいか短く感じました。朝晩の気温は落ち着きつつあり、心地よい風がもう秋の訪れを知らせてくれているかのようです。
そんな季節の変わり目は、夏の疲れによるだるさが続くなど体調を崩しやすい時でもあります。
今こそご自分のカラダやココロに目を向けてみましょう。
ココロとカラダは繋がっている
先日、施術にいらした方のエピソードです。
太ももの裏側を施術していると、なかなか緩まない腱がありました。前回お越しいただいた時と同じ状態です。これほど緩まないのもおかしいと思い、「もしかして、今、何かに追われていたり忙しかったりする時ですか?」と質問。すると、「何で分かりましたか? 占い師みたいですね」と言われ、「ヤッパリ!」と納得しました。
頭の中でグルグルと考え事をしていたり、やる事が終わっておらず気掛かりがあったりすると、交感神経が優位な状態が続き、なかなかリラックスできません。
ココロやカラダは、私たちが思っている以上に些細な事にも敏感に反応をするもの。今の時期ならば、気温の変化だけでも、カラダを一定の状態(恒常性)に保とうと、自律神経がフル稼動しています。
カラダの気持ちになってみたら……
自律神経は、カラダを最適な状態に保つため、本人が意識しなくとも勝手に働いてくれている神経です。
内臓にも繋がっており、何かを口に入れただけでもきちんと胃腸へ届け、消化吸収を行ってくれます。
カラダが休んでいる遅い時間に、胃に突然ビールや唐揚げが入ってきたら……胃は、自律神経のコントロールのもと、文句も言わず消化しやすいように動きます。朝、まだエンジンがかからない起き抜けに苦いブラックコーヒーが入ってきたら……胃もビックリすることでしょう。それよりも、刺激が少ない白湯が入ってくるほうがホッとするはずです。
胃の気持ちになるまでしなくとも、時にはカラダに目を向け、耳を傾けてみると、心身と上手に付き合えるヒントが見つかるかもしれません。
せっかくならば、いつも頑張ってくれているココロやカラダに「ありがとう!」と伝え、次の季節を迎えてみてはいかがでしょうか。