2019年 8月(葉月) 暑くてもイライラしない!
二十四節気・・・
立秋(りっしゅう) 8月 8日 秋の気配が感じられる頃。
処暑(しょしょ) 8月23日 暑さのおさまる頃。
8月に入ってようやく青空が広がり、夏の到来を感じるようになりました!
熱中症には気を付けつつ、今年も夏を楽しみましょう♪
イライラの原因?!
暑い夏、じっとしていても汗は出ます。ましてや、カッとしたりイライラしたりしていると暑さが倍増しませんか? では、何にイライラしているのでしょうか。
体調の悪さや寝不足などにより自分の許容範囲が狭くなっている時にもイライラすることがあります。そんな時は、原因などにあまりこだわらず、体調やお天気のせいにしてしまうのもいいでしょう!
ご存じの方も多いと思いますが、天候も私たちの心身の状況に影響を及ぼしています。暑かったり、寒かったり……、急に気温が変化する時、体を良い状態に維持するため頑張ってくれているのは自律神経。この時、体には負荷がかかっています。元気な人ほど分かりにくいかもしれませんが、高齢者や小さなお子さん、病気などで弱っている方は変化を感じやすくなるものです。
しかし、体調やお天気のせいにしたのにまだイライラがおさまらない方は、もしかすると“イライラを生み出しやすい考え方”をしているかもしれません。
イライラを生み出しやすい考え方
物事を「好き or 嫌い」、「良い or 悪い」などと判断(ジャッジ)したり、白黒ハッキリさせたりと、二元的な考え方をしていませんか? それで全てが片付けば良いですが、世の中には「AかB」だけでは収まらない事が多々あります。
そんな時は、「間のグレー」を作ることが必要です。しかし、ご注意を! グレーも1つではありません。
白に近いものから黒に近いものまで色々なグレーがあります。物事を判断(ジャッジ)する時には、そんな「グレーの引出し」を頭の中にいくつか作って収めてみましょう。
また、いつも厳格に判断(ジャッジ)をしているとクセになってしまい、自分のことばかりでなく他人のことまで判断してしまいがち。
そんな方に、カウンセリングでする質問があります。
お茶をお出ししている陶器のカップを見ていただき、「このカップは良いものですか、悪いものですか?」というものです。皆さん、答えに戸惑います。たとえば、「ガラスのコップを持ってきて」と言われたという前提があれば、陶器のカップは「間違ったもの」「悪いもの」。しかし、「陶器のものを持ってきて」という依頼に対しては、「正しいもの」「良いもの」となるでしょう。つまり、陶器のコップそれ自体は、ただ「そのもの」。使う人の目的や状況、価値観が加えられることで、「良いもの」にも「悪いもの」にもなりえます。
人に対しても同じで、判断(ジャッジ)するのではなく、そのままを見ようとするスタンスが大切です。良し悪しではなく、ただ「○○な人だ」と「そのもの」を見ることができる目を養っていきましょう。