2017年11月(霜月) 怒りと上手に付き合う方法

2017年11月(霜月) 怒りと上手に付き合う方法

2017年11月(霜月) 怒りと上手に付き合う方法

二十四節気・・・

立冬(りっとう) 11月 7日 木枯らしが吹き、初雪もちらつく頃

小雪(しょうせつ ) 11月22日 雪が降り始め、冬の到来を感じ始める頃。

いよいよ秋も深まり、各地の紅葉の話題で賑わう季節になりました。

「紅葉の見ごろ」というのは、カエデの木の大部分の色が紅色になった状態を基準にするそうです。

9月~11月の気温が低いと紅葉が早まりますが、2017年は、9月、10月は平年並みで、11月は平年よりやや高めになると予測されています。そのため、今年、日本列島の一番早い紅葉は北海道の10月中下旬で、遅いのは12月中旬の宮崎や鹿児島、そのほかの地域はおおむね11月中という予想のようです。

日本の美しい秋の風景、四季の素晴らしさを味わいたいものですね

そんな行楽シーズンともなると、各地は混雑し、車も渋滞。どこへ行っても人が多く行列ができ、何をするにも時間がかかってしまいがち。

そんな時、あなたはどのような心の持ち方をしているでしょうか?
「イライラしてしまう」という方は、今回は「怒り」について考えてみましょう。

私たちには、喜怒哀楽をはじめ、実にさまざまな感情があります。

中でも扱いにくい感情の1つを「怒り」だと捉えている方もいるかもしれません。
「怒り」をストレートに出せば自分も他人も嫌な思いをするし、我慢をすればストレスになるし……。怒ることは悪いことだと考えている方も多いのではないでしょうか。


怒りは悪者なのか?

「怒り=悪」と思われがちですが、果たして本当でしょうか?

悪いことだと思うと、人は、無意識に怒りを感じないようにしたり、我慢し続けたりしがちです。すると、感情の歪みや、怒りを我慢しきれないことによる感情の爆発に繋がり、かえって悪循環を生むこともあります。

怒りを感じることは自然の感情ですから、それ自体が悪いわけではありません。とはいえ大きなエネルギーなので、怒りをそのまま出してしまうと思わぬ方向へ転じてしまうことがあるのは事実。

大切なのは、どう表現するか です。


あなたが怒る本当の理由とは? ~アンガーマネジメントの考え方~

「アンガーマネジメント」という言葉を聞いたことはありますか?

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会によると、「アンガー」=イライラや怒りの感情で、「マネジメント」=上手に付き合うという意味だそうです。怒る必要のあることは上手に怒ることができ、怒る必要のないことには怒らないようになることが大切だと言っています。

アンガーマネジメントの第1ステップは、自分に「怒り」があることに気付くことです。

第2ステップは、「怒り」の根本にあるとされる「寂しい・悲しい・辛い・不安・苦しい・虚しい・疲れた」などの一次感情に気付き、本当の自分の気持ちを理解することだと言います。

相手が怒っている時にも、一次感情が何かを考えてみることは有効でしょう。


怒りを上手に表現する方法

カッと来たら、6秒数える
→呼吸を整えたり、他に意識をそらしたり、手にそのことを書いてみる

     ② 怒りの下に隠れている感情は何かを考えてみる

       ③ ゆっくり話す(伝える)怒って話すよりも、普通に伝えたほうが効果的なケースは案外多いもの。

      物は試しです。練習だと思って、ぜひやってみましょう!

      ……とはいっても、習慣になっているパターンを変えることはなかなか難しいかもしれません。

      そのような時には「疲れているのかも?」と考えてみましょう。

      良く眠ったり、美味しいものを食べたりして満足している時は、心に余裕が生まれ、怒ることも少ないはず。自分の体を良い状態にしてみるのも効果的です!