2017年10月(神無月) 秋のリズム♪の整え方
二十四節気・・・
寒露(かんろ) 10月 8日 秋が深まり野草に露を結ぶ頃。
霜降(そうこう ) 10月23日 露が冷気によって凍り、霜となって降り始める頃。
空気も澄み渡り、空も高く、いよいよ秋本番です!10月はスポーツ、芸術、行楽と何かと行事の多い時でもあります。ここ数年、当カウンセリングルームのある渋谷は、ハロウィーンで様々なコスチュームに身を包んだ人々で街が埋め尽くされ、週末は大賑わい。これも最近の風物詩と言えるのかもしれません。
さて、秋分も過ぎ、日暮れも早まってきました。これは自然のリズムです。
私たちは、呼吸や、眠りと目覚め、自律神経による交感神経と副交感神経の切り替えなど、色々なリズムの中で暮らしています。女性は、ホルモンによる月経のリズムもありますね。
リズムは、季節の変わり目の気温変化の大きさや、食事や感情など、外的要因によっても乱れやすくなります。外側からの変化は、自律神経や感情にも作用するため、思っている以上に影響も受けていると言えるでしょう。特に影響されやすいのは、病気の方や、幼児、高齢者だと言われます。
気象の変化に連動して症状が悪化する「気象病」もありますが、なるべくならば、影響を受けにくい体力をつけたいもの。
この秋は、日々を快適に過ごすためにも、意識してリズムを整えてみませんか?
呼吸でリズム♪を整える
心身の安定を司る自律神経は、自分の意志ではコントロールできないと言われています。
しかし唯一、自分でコントロールできるのが「呼吸」です。「吸う息」で交感神経(アクティブモード)を優位にし、「吐く息」で副交感神経(リラックスモード)を優位にします。
仕事中に気付くと息を止めていたという方は意外にも多いものです。胸や背中がコチコチに凝っている方は、呼吸が浅くなっている可能性が高いので要注意ですよ。
一方で、溜息が出るのは、緊張状態が続き、体が緩みたいという合図です。そんな時は……まずは、目を閉じてみましょう。
続けて、以下の動作を行ってみてください。
① 肩に力を入れて痛くない程度まで持ち上げ、力を抜いてストーンと下ろす(数回繰り返す)
② できるだけゆっくりと首を回す(左も右も)
③ お腹溜まっていた息を吐き切り(口か鼻のどちらからでも)、鼻から息を吸い、できるだけゆっくり吐き出す
④ 落ち着いて来たら、両手に力を入れ、グーパーを繰り返し、大きくのびをして目を開ける
目と脳を休めてリズム♪を取り戻す
① 夜は、強い光からの刺激をできるだけ避けます。せめて寝る1~2時間前には、スマホもパソコンも見るのを止めてみましょう
② 入浴時は、キャンドルを灯すか、お風呂場の電気を消して洗面所の電気だけを点け、薄暗い中で入ると眠気を誘います
眠りと目覚めのリズム♪を整える
① 心地よい眠りにつくための準備として、薄暗いお風呂でぬるめのお湯に浸かり、ゆっくり呼吸します。好きな香りの入浴剤を入れるとさらに効果的です
② 寝る前に、お腹の底から「あ~気持ちいい」と、本当に気持ちが良いように言葉で出してみます。すると脳が錯覚をして、気持ちよくなった体になります
③ 朝は、光を浴び、軽いリズム運動(食事をよく噛む、体を動かす、駅までの道を何も考えず歩く等)をしましょう
自分でできそうなことから実践をして、快適なリズム♪を取り戻しましょう!