2016年3月(弥生) 植物を見るだけで、効能が分かる! 古代医学の知恵を生かそう
二十四節気・・・
啓蟄(けいちつ) 3月 5日 「啓」は開く「蟄」は土の中で冬ごもりする虫の意味。大地が暖まり、冬眠していた虫が、穴から出てくる頃。
春分(しゅんぶん) 3月20日 太陽が真東から上がり、真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる頃。桜の開花が聞かれる時期。
3月3日はひな祭り。
もともとは、古代中国の、季節の変わり目に邪気を祓う風習が日本に伝わったものだそうです。
人形(ひとがた)にした草木や紙で自分の体を撫でて穢れを移し、川や海に流す儀式は、
今も各地で「流し雛」という形で残っています。
また、菱餅の3色にも意味があり、下の緑色は、新緑の生命力で健康。香りが強いよもぎを厄除けに使います。中は白色で清浄、純潔。血圧を下げるひしの実の色です。上は桃色で魔除け。解毒作用のある赤いくちなしを用いるものだそう。
行事や風習が持つ意味や由来を知ることで、巡る季節をより深く味わうことができますね。
「自然界に存在するもののあり方は、その使われ方を象徴している」by パラケルスス
アロマ精油と聞いて、すぐに思い浮かべるのは、
ラベンダーやペパーミント、オレンジなどでしょうか。
他にも、ゼラニウムやローズ、ジャスミンなど、いろいろあります。
ブラックペッパーや生姜(しょうが)も立派な精油です!
その数、なんと300種類以上。
しかし、たくさんありすぎて、よく分からないという方も多いでしょう。
精油1つにも、さまざまな効能があるので、さらに複雑な気がしてしまいますね。
そんなときに役立つのが、「特徴類似説」です。
「類似のものが、類似のものを癒す」
「自然界に存在するもののあり方は、その使われ方を象徴している」
これらは、医学の父・ヒポクラテスやパラケルススが唱えた考え方。
「特徴類似説」にのっとると、精油の効能が、
その植物の見た目からイメージできるようになります。
表にまとめてみましたので、ぜひ、活用してみてください。