2013年9月(長月) 秋冬を前に、今はじめるべき養生ポイント

2013年9月(長月) 秋冬を前に、今はじめるべき養生ポイント

2013年9月(長月) 秋冬を前に、今はじめるべき養生ポイント

二十四節気・・・

白露(はくろ)9月7日 朝夕が冷え、草木に宿る露が多く、白く見えることから。
秋分(しゅうぶん)9月23日 昼夜が同じ長さになるこの日が「秋の夜長」の始まり。


秋のからだづくり

記録的な猛暑の今夏は、残暑も厳しく、秋風が待ち遠しい今日この頃。汗だくの日々、冷房に慣れ、冷たい飲み物を多く摂っていた方はご注意を。暑さで気付き にくいですが、案外、体が冷えています。

これからは、極力温かい飲み物を飲み、お風呂に浸かることを心掛けてください。これからの季節を快適に過ごすためにも、今始めることが肝心!
体の奥に居座る「冷え」を追い出してしまいましょう。


植物の力 × 浸出油

アロマセラピーでは、精油を希釈するために植物油(ベースオイル、キャリアオイル)を使います。香り高い精油の働きに目が行きがちですが、実は植物油も種類豊富で、様々な効能を持っています。中でも、当ルームで大活躍、ホームケアにもすぐ役立つ「浸出油」を3つご紹介します。

浸出油とは、オリーブ油やヒマワリ油に植物を漬け込み、数日間太陽に当て、植物の成分を植物油に移したものです。単独で、あるいは基本の植物油(伸びが良く、体に塗りやすい)に10%ほど混ぜて使います。


● カレンデュラ油(マリーゴールド油、和名:キンセンカ)

太陽を連想するようなオレンジ色の植物油。様々な皮膚のトラブルに有効で、範囲が小さければ、そのまま単独で使います。

赤ちゃんや子どもの使用にも適し、ミツロウで作るクリームは、乾燥の季節の強力なサポーターです。


● セントジョーンズワート油(ハイペリカム油、和名:セイヨウオトギリ草)

花は黄色ですが、潰すと赤色が付着します。これがヒペリシン(ハイペリシン)という成分で、この植物油の特徴です。スポーツの後や、緊張してこわばった筋肉を緩めるのに役立ちます。色々な痛みや女性特有のトラブルにも活躍する植物油。全草に薬効があり、ハーブティーとしても市販されています。サプリメントはセロトニンを補うとされ、うつ症状や不眠、更年期に有効といわれています。


● アルニカ油 (和名:ウサギギク)

ヨーロッパでは打撲やあざ消しの常備薬として愛用されるハーブ。転んで傷口がない場合の手当に役立ちます。“回復の花”とも呼ばれ、フラワーエッセンスやホメオパシーでは、ショック時のサポート役としても活用されています。