2013年8月(葉月)若さの秘訣は「汗」!~夏の養生法~
二十四節気・・・
立秋(りっしゅう)8月7日 秋に入るという意味。まだ暑さは続きます。
処暑(しょしょ)8月23日 暑さが終わるという意味。台風も多くなる頃。
夕立とゲリラ豪雨
昔から、「夕立」は夏の風物詩。けれども、最近は“ゲリラ豪雨”ばかりを聞くようになりました。実はこれ、気象用語ではありません。正式には“局所的大雨”“局所豪雨”というそうです。
局所的大雨とは、川の氾濫など「災害を伴うような雨量」に使われます。ここが、夕立との大きな違い。
最近は、数分で積乱雲が発生するため、ゲリラ豪雨の予測が困難だといわれますから、急に冷たい風が吹き、ゴロゴロ聞こえ始めたら、注意!
できるだけ高い場所で待機しながら、止むのを待ちましょう。
夏のからだ
“暑い⇒汗をかく”。これは自然な反応です。皮膚はからだの排泄器官、といわれてイメージが湧くでしょうか。汗をかくことで老廃物を外へ出し、腎臓の負担を軽減している私たちの皮膚。汗をかかない季節には、腎臓が尿として老廃物を排泄しているのです。
ですから、夏の間に汗をかいて、腎臓を休めることが秋以降に向けての準備になります。ところが、冷房に、冷たい飲み物ばかりだと……汗もかけず、からだが冷え、その結果、腎臓に負担がかかってしまいます。さらに、だるくなったり、むくんだり。胃腸の働きも鈍くなり、お腹をこわしやすくもなります。胃が張るのは、冷えの可能性も。
時にはからだを動かし、汗をかきましょう! ただし、炎天下は避け、適度に水分をとること。汗をかいて濡れたままにするとからだを冷やしてしまうので逆効果です。動いた後の着替えも忘れずに!
若さをキープするには腎臓ケア
腎臓は、東西両方の医学において生きる力の源。実は、若さを保つためにも重要な臓器です。老化現象とは、加齢と共に腎臓の働きが弱まってくることと関係しているそうです。ですから、夏に汗をかくことは、若々しさの秘訣!なんですね。
● 汗がかけない人にオススメの養生法
(1)足の冷温交互浴(洋服は着たまま)
・両足の入る容器を2つ用意し、1つは熱めの湯、もう1つに常温の水に氷を少し入れる。
・先に湯に5分、水に1分を4~5回繰り返す。湯は冷めないように適度に足し湯をする。
(2)半身浴
・ぬるめの温度(38~39℃)のお風呂におへその上まで浸かる。
・冷えないように上半身にタオルをかけておく。
・水をチビチビ飲みながら、汗が出るくらいまで(約20~30分)入る。
(3)温湿布
2012年3月「上手に緩むための温湿布」をご参照ください。