2013年6月(水無月)梅雨のからだ、梅雨のレシピ
二十四節気・・・
芒種(ぼうしゅ)6月5日 麦を収穫し、田植えを始める時期。
夏至(げし)6月21日 昼が最も長く、この日を境に次第に日脚が短くなっていく。
雨と親しむ
今年は、例年よりも早い梅雨入り宣言がありました。これからしばらくは雨続き。時候の挨拶にも「うっとうしい季節」とあるように、湿気も多く、体も気分も重く沈みがちなこの季節。
今年は「雨を楽しんでみる」「雨と付き合ってみる」なんて違った気持ちで過ごしてみませんか。そう思うと、何か今までに気付かなかったことが見えてくるかもしれません。
最近では、レイングッズも充実。レインブーツやレインコートもさまざまな色や形のものが出回っています。普段は着ない色を思い切って着てみても気分が変わるかもしれません。
梅雨のからだ
梅雨は一年の中でもっとも湿度の高い季節です。外からの湿気は口や鼻から入り、私たちの体内も水分が多い状態になります。特に普段から水分代謝の上手くいかない人は、頭痛やだるさ、むくみなどの症状が出てくるでしょう。
このような症状を予防、改善するために大切なのは、以下の3つのポイントです。
- 利尿や発汗を促し、
- 水分代謝を担う胃腸を丈夫にし、
- 働きを良くする食べ物を多く摂ること
梅雨の食べ物
利尿を促す食べ物
ハトムギ、小豆、緑豆、冬瓜、金針菜、ハクサイ、レタス、セロリ、ナス、キュウリ、エンドウ豆、クワイ、ゴボウ、モモ、柿、スイカ、アワビ、アサリ、こんにゃく等
胃腸を丈夫にする食べ物
ヤマイモ、サトイモ、サツマイモ、ジャガイモ、エンドウ豆、そら豆、大豆、人参、ゴボウ、カブ、キャベツ、ハクサイ、シソ、トマト、フキ、レンコン、ネギ、ニラ、生姜、ニンニク、大根、かぼちゃ、りんご、みかん、いちじく等
梅雨のレシピ
◎ じゃがいものお粥(2人分)
米・・・1/3カップ、じゃがいも・・・1個、水・・・4カップ
- 米をとぎ、ザルにあけ、水気をとる
- じゃがいもの皮をむき、1cm角位の大きさに切る
- 鍋に米とじゃがいも、水を入れ、中火にかける
- 沸騰したら弱火にし、鍋底につかないようにかき混ぜながら蓋をし、約1時間煮る
- じゃがいもが溶けて粘りがでたら火から下ろす
◎ 冬瓜と鶏肉の煮物(2人分)
冬瓜・・・中1/3個、鶏のもも肉・・・100g、人参・・・1/3本、酒・醤油・・・各大さじ1
みりん・・・大さじ1.5、生姜・・・10g、塩・・・少々、片栗粉・・・適量
- 冬瓜は皮をむき、種を取り、1口大に切る
- 鶏肉、生姜を薄切り、人参は輪切りにする
- 鍋に鶏肉、生姜、酒、水2カップを入れ強火で煮立たせ、アクを取りながら弱火で10分煮る
- 3の中に冬瓜、人参を入れ、醤油、みりんも加え、20分程度煮て最後に片栗粉でとろみをつける