2013年11月(霜月)冬支度は、姿勢のリセットから
二十四節気・・・
立冬(りっとう)11月7日 冬の始まり。日もどんどん短くなり、朝晩も肌寒い。
小雪(しょうせつ)11月22日 大雪ほどでない「たいしたことない」雪が降り始める。
「雪待月」との別名も納得で、どんどん冬めいてくる11月。今月は、寒い時にとりがちな「姿勢」と「気持ち」の関係についてのお話です。
姿勢と気持ち
「寒い、寒い」といわんばかりに背中を丸めて歩く人の姿が多く目につくようになりました。
寒さを防ぐために体を縮こませる姿勢は、気分を落ち込ませやすくもします。ためしに、背中を丸めてうつむく姿勢で楽しいことを考えようとしてみてください。難しいと感じる方も多いはず。反対に、顔を上げ、胸を開く姿勢ではどうでしょうか?
さっきより楽しいことがイメージしやすくなりませんか?
呼吸も大きくなったことでしょう。
このように、姿勢(体のありよう)と、気持ち(心のありよう)には、深い関係があります。
また、寒いと肩をすくめてしまいがち。実はこの姿勢、動物が相手を威嚇するときの姿勢とよく似ています。動物にとっては、生死がかかわる高ストレス状態。日頃から、首や肩がカチコチな方は、姿勢によってストレス状態に陥りやすくなっている可能性も。
そうと分かったら、寒さが本格化する前に、あなたも「姿勢」をリセットしてみませんか?
● 反対のことをしてみましょう
前かがみのPC作業に疲れると、背伸びをする方も多いと思います。これは上手なリセット法。「反対のこと」をするのがポイントです。ほかにも、
- 利き手ばかり酷使 → 反対の手を振る
- 座りっぱなし → 歩く、体を動かす
- 頭を使う → お笑い番組を見て気晴らしする
- 人と会うことが多い → 一人で自然散策
など、リセット方法はあなたのアイデア次第! 日常生活の様々なシーンでも応用できそうですね
● 肩から力を抜く方法
「押してダメなら、引いてみる」ではないですが、
「力が抜けなければ、まずは力を入れてみる」のもよい方法です。
両肩に力を入れたまま持ち上げ、首を両肩の間に埋めるようにしながら
- 8割程度の力で
- 数秒~10秒間
力を入れてから、力を抜く(肩をだらんと下げる)。
↓
力が抜けた肩のらく~な感じをじっくり味わう。
※無理のない範囲で動かしましょう。
いかがでしたか?
腕・顔・首など、気になるところでも、「力を入れて→抜く→脱力感を味わう」の3ステップをどうぞお試しください。