2013年10月(神無月) 秋の自分にしてあげたいコト
二十四節気・・・
寒露(かんろ)10月8日 朝露が一段と冷たく感じ、秋も深まる頃。
霜降(そうこう)10月23日 朝夕の気温も下がり、霜が降り始める頃。
秋のこころ対策:深呼吸
なぜかもの悲しさを感じる方も多い秋。
これは、「東洋医学的に見ても正しい」といったら驚かれるでしょうか?
東洋医学では「秋」を、五臓(内臓の働きを5分類したもの)では「肺」、五志(五臓と繋がる感情の分類)では「悲(憂)」に当たるとしています。「秋」=「肺」=「悲(憂)」。もの悲しさも過ぎると肺の働きを弱めてしまい、肺の働きが弱まってくると、よりもの悲しい気分になる……という悪循環も。このように、私たちの感情には、季節も関係しているのです。
肺といえば「呼吸」。この時期、意味もなく気分が落ち込むときには、深い呼吸を意識して肺の働きを高め、心身のバランスを心掛けましょう。
秋のからだ対策その1:乾燥
木々の葉が枯れ、落ち葉となるように、秋はまた乾燥するシーズンです。もちろん、私たちの体も同様に乾燥しはじめています。冒頭で紹介した東洋医学によると、肺には体内に潤いを与える働きがあるそうです。ということは、体が乾燥すると、肺に負担がかかりやすくなるということ。コンコン咳込んでいる方はいませんか?
今月は「乾燥対策」も意識してみてください。
●乾燥対策
・水分補給
水をちびちび飲むと、体に吸収されやすくなります。
秋のからだ対策その2:冷え
夏の過冷房などで冷やされた体には“捻れ”が現れます。無意識で足を組んでいる人は要注意です!
●冷えの改善
・足指の間を広げるワーク
- 片方の足を抱え、中指と薬指の付け根を持ち、上下に動かし間を広げます。
- 中指と薬指の間の甲側に両親指を当て、じわっと押し、足首側へ、少しずつ親指を進めていきます。
- さらに足湯を行うと効果的です。
※無理のない力加減で行ってください。
秋のからだ対策その3:食べ過ぎ
おいしいものたくさんの実りの秋。食べ過ぎには注意したいものですね。
食べ過ぎ予防 食べ過ぎた時にも有効です!
・ストレッチ体操
- 正座をし、ゆっくりそのまま仰向けに寝ます。
※ポイントは、首や肩、腰を緊張させず力を抜くこと。 - ゆったり呼吸をし、気持よさを味わったら、ゆっくり起き上がります。
※大腿が痛い場合は、少し膝を開いてみましょう。無理のない程度に。