2013年1月(睦月)頌春
二十四節気・・・
小寒(しょうかん)1月5日「寒の入り」と呼ばれ、寒気が増してくる頃。
大寒(だいかん)1月20日 冷気が極まって、最も寒さがつのる時期。
新年明けましておめでとうございます。
今冬は、例年より寒くなるといわれていますが、そうでなくても、1年の中で最も冷える季節が1、2月です。
近年の「生姜ブーム」からも、多くの方が冷えに強い関心を持っていることが分かります。皆さん、この冬の温め対策は万全でしょうか?
対策1:「首」をガード
私たちの体は、冷えてくると、手足を通る末梢血管を縮めて放熱を防ぐ仕組みを持っています。そうして大切な臓器が集まる体幹に血流を集めて、体温を保っているのです。
この時、一緒にぎゅっと縮められるのが、首や手首、足首。冷えが強すぎると硬くなってしまい、中医学でいう「気」の流れが滞ってしまいます。その結果、頭がのぼせて下腹部が冷える「冷えのぼせ(気逆)」を引き起こすことがあります。
名前に「首」がつく部分はとにかく冷やさない!これが冬の鉄則です。マフラーや手袋、厚めの靴下などで、しっかりガードしておきましょう。
対策2:湯たんぽ
「生姜ブーム」に加え、最近、再び注目されているのが「湯たんぽ」です。素材も形も豊富になり、カバーも可愛く、お気に入りの湯たんぽを選びやすくなりました。お湯を入れるだけで自然な温もりを長時間持続でき、足元やふくらはぎの後ろ、お腹、太もも、お尻など冷えた部分にあてるだけで全身がポカポカしてきます。
早めに布団に入れておけば、寝る頃には布団の中がちょうど温まり、寝つきも良くなります。目覚めの体の違いをぜひ味わってみてください。
対策3:こんにゃく湿布
こんにゃく湿布は、民間療法や自然療法として昔から行われてきました。手軽にできる割に効果絶大ですので、こちらもぜひお試しください。
- 鍋にこんにゃく2丁を入れ、10分程度煮る。
- タオル2~3枚で包む。(かなり熱いので、火傷に注意。トングなどでつかむ方がよい。)
- 気になる場所に乗せる。(左右の腎臓辺りを温めると全身が効率よく温まる。)
※こんにゃくが熱い間は場所を変えながら温め続ける。
冷えてきたら、再び鍋で煮るか、冷蔵庫で保管し、別な日に使うことも可能。こんにゃくが硬く小さくなるまで使えるが、使用したこんにゃくは食べないこと。