2012年6月(水無月) 体の中に風を通そう
二十四節気・・・
芒種(ぼうしゅ) 6月5日 入梅の少し前、湿度も高くなる頃。
夏至(げし) 6月21日 一年で最も昼間の時間が長く、夜の時間が最も短い日。
6月の和風月名は「水無月(みなづき)」。「梅雨も近いのに、水が「無」い月なの?」と不思議に思われるかも知れません。実は、「無」の字は、神無月の「無」と同じく「の」の意味で用いられているので、水の月、すなわち田んぼに水を引く月という意味を持っているそうです。
このように何かと「水」がついてまわる6月。
今回は、体内の水分代謝や、アロマセラピーでできる水虫ケアについてご紹介します。
湿気とからだの関係
部屋が湿気でジメジメしている時、あなたはどうしますか? そう、窓を開けて風通しを良くしますよね。私たちの体も同じ。この時期、湿気が高まると皮膚の表面は汗でベターッとして皮膚呼吸がしづらくなります。また、体内には水分や毒素が停滞し、体が重だるくむくんだりします。この時期に頭痛になりがちな人も、体内の水分代謝が上手くいっていない場合が。
積極的に体を動かし汗をかいて停滞している水分を発散させたり、大きな声を出してお腹の深いところに息を入れたり、体の中の風通しを良くしてみましょう!汗をかきやすくするには?
そろそろ開花時期を迎えるどくだみの葉で作る「どくだみ茶」も、余分な水分を排出する働きを持っていてオススメです。
梅雨時のレッグケア ~不快な足元もスッキリと~
梅雨はいたるところが蒸し暑く、不快なのが悩みのタネ。特に一日中靴を履いていると、蒸れた足の臭いや水虫が気になります。指の間に小さな水泡ができたり、皮がむけたり、痒みが増していく水虫は、白癬菌という糸状のカビが寄生する皮膚病の一種。抗真菌作用や抗菌作用の精油を使って、菌が繁殖しづらい環境を根気強く保ち続けることがポイントです。
・足用デオドラントスプレー(制汗 & 抗菌作用)
容量50mlのスプレーボトルに無水エタノール10mlを入れ、精油(サイプレス、ラベンサラ、レモングラス、ペパーミントなど合わせて最大20滴)を加えてよく振り、精製水40mlを足す。
※ストッキングの上からスプレーしてもOK!
・水虫ケア用オイル(抗真菌 & 抗菌作用)
植物油5mlに、ティーツリー10滴・レモングラス5滴・レモン5滴をよく混ぜて、患部に数滴垂らし擦り込む。約1週間様子をみて変化があったら、植物油を50 mlに増やし、3ヶ月程度続ける。
※ティーツリー単体で原液を塗布しても良い。