2011年10月(神無月)そろそろ冬支度
二十四節気・・・
寒露(かんろ)10月9日 秋も本番、露が寒さで凍り始める頃。紅葉シーズン到来。
霜降(そうこう)10月24日 露が寒さで霜となり始める頃。動植物も冬支度です。
朝晩に肌寒さを感じ、夏の疲れが出やすい時期です。
節電意識が高まった今年は、例年に比べてクーラーで冷えすぎることは少なかったとはいえ、油断は禁物!熱中症対策と言いつつ、冷たい飲み物で内臓を冷やした方も多いのではないでしょうか?
自然界にならって、私たち人間もそろそろ冬支度。これからやって来る冬に備えて、夏の「冷え」を取り、秋の「乾燥」を防いで、身体を整えてまいりましょう。
①お腹を温める
手足などの末端に冷えを感じる方は、お腹が冷えている可能性がありますよ!
わたしたちのお腹の中には、生命維持に不可欠な臓器がたくさん集まっています。ですから、内臓の働きが低下してしまうと、もとは手足に分配するためだった血液もお腹に集められてしまうのです。
身体の芯から温めるのに適した半身浴の他にも、アロマの精油のうち、加温作用をもつブラックペッパーやジンジャー、ローズマリーでお臍の周りをマッサージするのもオススメです。ただし植物油などで必ず希釈してから行ってください。おしゃれになって最近再注目されている「腹巻」も日常的にできる簡単な対策です。
②肘浴
洗面器にお湯(40℃~42℃)を入れ、肘をひたして、頬杖をつくようにしながら約15分入ります。
肩こりや腕のだるさ、首のこわばり、目の疲れなど身体の上部の不調に効果的です。一緒に足浴を行うと全身が温まり、お風呂に入ったのと同じ効果があります。①の精油を1~2滴垂らすと、より効果が高まります。
③温かい水分補給
唇や皮膚がカサカサになってくると、空気の乾燥を感じますね。乾燥がはじまる今こそ、しっかり水分をとりましょう!
そうしないと、冬本番に、身体全体が水分不足でカラカラになり、冷えやすく、より寒さを感じやすくなってしまいます。
さらには、寒さに弱い胃腸に不調を感じたり、風邪を引きやすくなったり、咳も長引いてしまいます。 そうなる前に、野菜スープや雑炊で身体を中から温め、潤していきましょう。
秋に適した食材・・・貝柱、かき、かに、すっぽん、鶏肉、うなぎ、黒豆、ごま、大根、たけのこ、銀杏、さつまいも、里芋、人参、かぼちゃ、きのこ類