2011年4月(卯月)春はあけぼの
ストレス緩和
二十四節気・・・
清明(せいめい)4月5日 清浄明潔の略。清々しく明るい季節が訪れるの意。
雨穀(うこく)4月20日 あらゆる穀物を潤す春雨は成長をうながします。
3月の巨大地震と大津波は、誰にも経験のない未曽有の出来事となりました。多くの犠牲者にお悔やみを申し上げますとともに、被災者の方々にお見舞いを申し上げます。
新しく不慣れな環境下で緊張が続く4月。季節の変わり目は気温の変動も激しく、ストレスから体調を崩しやすくなります。さらに、先の東日本大震災により、誰もが少なからぬストレスを抱え生活しています。自覚の有無を問わず、心身への影響はかなりのものだと考えられます。そこで、今回は長引くストレスへの対処法を取り上げます。できるところから実践され、少しでも平穏な時を過ごされますよう願っています。
呼吸法で自律神経を整える
2週間以上緊張状態が続くと自律神経のバランスが崩れ、不眠・頭痛・腹痛など不調が現れ始めます。そこで、自律神経を、唯一自分でコントロールできる「呼吸」法を行いましょう。吐く息で筋肉が緩みリラックスし、自律神経のバランスを改善します。
① 息を「ふ~」と口から吐き出す。お腹が引っ込むように。
② 口を閉じ、舌を上あごにつけ、鼻から息を深く吸い込む。お腹を膨らませるように。
③ 再び口から息をゆっくり吐き出す。②の吸う時間の倍くらいのペースで。
<コツ>
両手を下腹部に当て、お腹が引っ込んだり膨らんだりすることを意識します。(腹式呼吸)
お腹の中にボールがあり、息を吸うと膨らみ、吐くとしぼむイメージで。
アロマセラピーで安らぐ
① ショックや深い悲しみ、心身の激しい消耗
ネガティブな思考をストップ。心拍を安定させ、安らぐ
キャリアオイル大さじ1(15ml)、ネオレンジ2滴、ベルガモット3滴、ゼラニウム2滴
② 長期的ストレスによる無気力
自律神経のバランスを取り戻し、明るい気分
キャリアオイル大さじ1(15ml)、マジョラム1滴、プチグレン1滴、パイン1滴
<使い方>
- みぞおちに塗り時計回りに撫でる。
- 手首~肘まで塗り、手首をグルッと撫でたり、腕の内側の真ん中のラインを手首→肘まで親指で押し上げる。(右写真)
③ 子供のストレス
柑橘系(マンダリン、ベルガモット、オレンジ)をティッシュやお湯の入ったマグカップに2~3滴垂らし嗅ぐ。