2010年12月(師走) 一陽来福、新しい年に向けて
一陽来福、新しい年に向けて
二十四節気・・・
大雪(たいせつ)12月7日頃 山だけでなく平野にも雪が降る時季。
冬至(とうじ)12月22日頃 一年のうちで昼がもっとも短く、夜が最も長い。
秋に色づいていた木々の葉も落ち、枝や幹だけの木そのものの姿が現れると、いよいよ真冬の到来です。熊などの動物は冬眠に入り、森羅万象が冬を迎えます。昔は、冬になると食料が手に入りにくくなるうえ、日照時間が短くなるため太陽の恵みを享受できない不安も大きく、無病息災を祈り、栄養補給にかぼちゃや小豆粥を食べたのだそうです。
また、「冬至」が「湯治」に通じ、「融通」が利きますようにという願いもこめられているとされるゆず湯は今でもポピュラーです。邪を祓う霊力をもつともいわれる香りに包まれれば、からだも温まり、風邪の予防にもなります。
ゆずのあれこれ
柑橘類の中では寒さや虫に最も強く、北海道以外では日本全国で栽培されています。 日本人なら誰もが知っており、どなたからも好まれる香りの一つです。最近はアロマ精油としても市販されています。精油であれば、ゆず湯はもちろん、お部屋や職場でも活用でき、持ち歩きにも便利ですね。
ゆず精油
<効能>血行促進、疲労回復、鎮痛、食欲増進、消化促進、気持ちを高める、リラックス、抗菌、抗ウィルス、防虫
<使い方>
~お風呂で~
ティスプーン一杯の塩にゆずの精油を1~2滴たらし、湯船でよく溶かしてから入ります。
~エアフレッシュナーとして~
スプレーボトルに精製水とゆずの精油を垂らし、2%までの濃度のゆず水を作り、集中したいときや気分を高めたいときにスプレーします。 例:精製水50mlに対して精油10~20滴
~部分オイルトリートメントとして~
キャリアオイルで希釈し、特に胃腸のトラブル時にみぞおち辺りに塗布し、時計回りに優しく撫でます。 例:10mlのキャリアオイルに対して2~4滴 注意:皮膚刺激があるので高濃度では使用しないでください。また、光感作があるといわれているので、塗布直後に日光に当たらないように。