2024年7月(文月) 私事ではございますが ~新たな挑戦2024~

2024年7月(文月) 私事ではございますが ~新たな挑戦2024~

沖縄では、早くも梅雨明けとなりました。
一方、今年の関東は、平年よりも10日以上も遅く梅雨入り。
しとしとと降る雨はまだ少ないですが、今月は大雨の恐れもあると言われています。
気温も上がりますので、蒸し暑さが一段と高まりそうです。
これからは、熱中症や食品管理に十分に注意していきたいものですね。

6月は ASP Japan福岡大会の責任者として大会準備のため、コラムの更新をお休みさせていただきました。
今月は、その大会に向けての準備や当日の様子などを交え、皆さまへメッセージをお届けします。


ご報告

6月7日(金)の夜、福岡の天神モノリスにおいて、「ASP Japan2024福岡大会」を初開催しました。
昨年は、私がコンテスタント(参加者)として挑戦をしましたが、今年は、主催者としてコンテスタントを集め、応援をする立場となりました。
福岡大会のコンテスタントの年齢層は20代〜70代。九州地区から集まった10名と、東京からの参加者3名に、過去大会のリベンジとして再挑戦する2名が千葉と広島から加わり、総勢15名で大会を迎えました。
審査は、1stセッションでは白ワンピースによるウォーキングとナンバーコール。2nd セッションでは、イブニングドレスでのウォーキングと30秒スピーチを行います。
大会前の約2カ月間で公式トレーニングを5回重ね、人によっては、パーソナルトレーニングも受けてさらにブラッシュアップして挑みました。
コンテスタントの誰もが、14cmヒールを初めて履いた時、「これでウォーキングをするなんて無理」と思っていたはずです。しかし、ターンやサイドウォークなどの練習を繰り返した結果、当日は、舞台で堂々と披露していました。
30秒スピーチでは、これまでの自分のストーリーをギュッと凝縮。伝えたいことを、自分と向き合いながら自分にしっくりくる言葉で表現する姿が印象的でした。
昨年度は私自身の体験としてもお伝えしましたが、コンテストは、自分と他人とを比べる場ではありません。昨日の自分を超え、自分の殻を破り続け、新たな自分を見つけていくことです。
舞台での表現に向けてトレーニングに励むわけですが、さまざまなスキルが実際に身につくと、体幹が鍛えられ、姿勢や歩き方が変わります。それは自ずとサイズダウンにも繋がります。
また、自分が言いたいことを言葉にしたり、SNSで発信したりすることでプレゼン力や表現力も養われます。
その結果、誰もが2カ月前に比べて変化した自分に気づき、自信へと繋がっていくのです。

大会当日のダイジェストはこちらから▼


大会を終えて……

コンテストなので、参加者には順位がつきます。
昨今、順位をつけることには賛否両論がありますが、大切なのは、それをどう受け止めるかです。
他人と比べる視点では、自分に優劣をつけてしまうことでしょう。しかし実際は、自分の現在地点を知るだけのこと。思うような結果が出なかったならば、何が足りなかったのか、どうすれば良かったのかを見直すことが大切です。
本年度は、大会主催者としてコンテスタント個々とお話をする機会がありました。お話を伺ってみると、悔しい気持ちを隠していたり、言い訳をしたり、何かのせいにしたりとマイナスの感情も当然出てきます。私自身、昨年の日本大会では自分を出しきれず、悔やむことはありました。昔の自分であれば、結果を直視せず、言い訳になることを探していましたが、コンテストを通じ「悔しい気持ち」を味わうこともまた大切だと思えるようになりました。
だからこそ、コンテスタントに伝えたのは「悔しさを大事にしてほしい」こと。
悔しさや怒りは、欲しいものがあるから湧き出る感情です。それは、心の反応に過ぎません。自分の正直な感情を知ることで、次からはどうするかが見えてきます。
コンテストは、非日常の出来事です。しかし、みなさんも、日常生活や仕事の中でマイナスの感情を覚えることがあるでしょう。それ自体に良い悪いはなく、それらの感情があることを知り、どう扱うか……最終的には全てメンタルに繋がります。
何か新しいことに挑戦するには勇気が要りますが、それを通して新しい自分を発見できることは間違いありません。そう、自分の人生という舞台で経験をしたことを生かすことこそが1番大切です。
ぜひ、自分自身の感情から目を背けず、ジャッジもせず、そのままを受け取ってみてください!
本当は何が欲しかったのか、どのように伝えたら良いのか? 自分を知ることが自分を生かすことにもつながり、自分の感情とうまく付き合っていくことができるようにもなることでしょう。
篠原が、コンテストを、短期間で人が変われる「究極の行動療法」という所以です。