2023年5月(皐月) 何度でも伝えたい、“こころ”と“からだ”の充電について

2023年5月(皐月) 何度でも伝えたい、“こころ”と“からだ”の充電について

今年のG Wが始まりました。

新緑のエリアがあるかと思えば、北海道では桜が楽しめるなど、植物が、土地それぞれの美しさを感じさせてくれる季節を迎えた日本列島。

コロナ対策が緩和され、海外からの旅行者も多く見られるようになりました。
最近は、外国人旅行者が、元より有名な観光地以外のエリアにも訪れ、穴場の日本を楽しんでいると言います。

私たちが当たり前と思っていた場所が意外にも人気スポットということも!
そのようなつもりで周囲を見渡してみると、意外な新発見があるかもしれませんね。

“こころ” と “からだ”

いつもメンタルヘルスの講座などで必ずお伝えしていることですが、私たちの“こころ”と“からだ”は車の両輪のようなものです。
どちらも充電ができている良い状態の時は、どのような道もスイスイと走ることができ、急な曲がり角だろうと坂道だろうとスムーズに走り続けることできます。

一方で、どちらかが充電不足の場合はどうでしょうか? どちらが欠けても、ある程度走ることはできるかもしれません。
しかし、スムーズにとは行かず、対応がちょっと遅れ気味に。
“こころ”と“からだ”のうち、充電されているほうが、不足しているほうをカバーする結果、精神力、あるいは体力でしのぐこととなります。

さらに、“こころ”と“からだ”どちらも不足している場合は、省エネモードになるため、今まで出来ていたことが出来なくなってくるでしょう。

もちろん、個人差はありますが、得意なことは変わらずに出来るけれど、大量のエネルギーを費やすことや苦手なことから出来なくなりがちです。
そうなると、面倒くさいなあとも思ってしまいます。

このような時は、自分が悪いのではなく、単なる充電不足のサインだと思うことが肝要です。

ぜひ充電をしましょう!

充電は“からだ”から

“こころ”と“からだ”が疲弊したなと感じる時、“こころ”の充電を優先的に考える方は多いのではないでしょうか。

しかし、症状が把握しやすい“からだ”の充電を図るほうが取り組みやすいかもしれません。

“からだ”の充電方法は、何といっても睡眠!
サインが出たら、とっとと寝ましょう。

眠れないようでしたら、眠れるからだにすれば良いのです。

その時に大切なのはリラックスすること。

たとえば、シャワーを浴びるだけよりも、バスタブに浸かってのんびりしましょう。
この時、浴室の電気を消して、洗面室などやや離れた場所の電気を点け、間接的な灯りにしてみると、リラックス効果が高まります。
入浴剤やアロマの精油などをバスタブに入れ、「ハ〜ッ」と肩の力を抜きお腹から息を吐き出してみてください。ゆっくりと呼吸を行うだけでも全身が緩む感覚を味わえるはずです。
何となくまぶたが重い感じがしてきたら、眠れるからだになってきたサインですよ!

新緑の季節、野外で緑の香りを味わうこともリラックスには効果的。お試しくださいね。

来月は、もう一方の“こころ”の充電方法についてお知らせします。お楽しみに!