6月に入った途端、湿度が高くなり、うっとうしい季節の始まりを感じる気候となりました。
一方で、季節が巡ると、植物は、芽を出し、蕾をつけ、花を咲かせます。
ふと周りを見渡せば、色とりどりの大きな紫陽花が!
どんどん咲き始めるその姿は、雨の中でこそより一層美しく映えるかのようです。
眺めているだけで憂うつな気持ちも和らぎますね。
気持ちを切り替えたいのに……
嫌なことや気になることに気持ちが向いてしまい、目の前のことに集中できないという経験はありませんか。
お天気がどんよりしているだけで気が塞ぐ、そんなこともあるかもしれません。
考えを切り替えようと思っても、気になることがなかなか頭から離れず、ふとした時にずっと考えてしまったり……。
しかし、ご安心ください。
気持ちの切り替えは、練習次第で上手になります!
「できない」「難しいそう…」と諦める前に、実験するような気分でちょっとトライしてみませんか。
気持ちを切り替えるコツは「今ここ」の感覚!
気持ちの切り替えについて考える時、一番困るのは、嫌なことなどをついつい引きずり、“切り替えたほうが良いことは分かっているのにできない”という<ジレンマ>ではないでしょうか。
そんな時は、焦らずに、まずはゆっくりと呼吸を整え、「今ここ」の感覚に意識を向けてみましょう。
意識を集中させることは脳を休ませることにつながります。
また、気持ちの切り替えによるリラクゼーション効果だけでなく、集中力アップや睡眠の質の向上など、さまざまなメリットが期待できると言われています。
●五感からの感覚を味わう。
たとえば、あなたが今、椅子に座っているならば、座面に触れている太ももを感じてみましょう。もしも歩いているならば、地面を蹴る足の裏の感覚や、視界に広がる空や雲、耳から入る音、空気の香り、温度などに意識を向け、その感覚を味わいます。
●体を動かしていると、目の前のことに意識を向けなければ危ない可能性が高まるため、意識が考え事に行きにくくなる。
たとえば、自転車や球技など。
●人と話をする。
わたしたちは2つの事を同時に考えられないため、人との話に意識が向き、考え事から切り替えやすくなります。
●気になることを考える時間を作る。
何かをやりながら考えようとすると、やっていることが散漫になり、心ここにあらずな状態になるため、「ながら考え」を止めてみましょう。
むしろ、気になることについてだけを考える時間を取ってみると、スッキリする場合があります。
梅雨のジメジメとする季節だからこそ、気持ちはスッキリ過ごせるよう、ご自身に合う気持ちの切り替え方法を、実験するような気持ちで試しながら見つけてみてくださいね!