2012年9月(長月) 秋の夜長とデトックス

2012年9月(長月) 秋の夜長とデトックス

2012年9月(長月) 秋の夜長とデトックス

二十四節気・・・

白露(はくろ)9月7日 朝夕に涼風を感じ、草花にも朝露がつきはじめる頃。
秋分(しゅうぶん)9月22日 この日を境に夜の時間が長く、秋めいてくる頃。


セミの声から虫の声にかわり、秋の気配を感じるようになりました。寝苦しかった夜もようやくしのぎやすくなり、和風月名の由来といわれる「夜長月(よながづき)」の名の通り、ようやく安眠できる季節の到来です。

ただしこの時期は、朝晩の気温の変化による足元からの冷えには要注意!冷えが気になったら足浴をして、翌日まで体内に冷えを残さないように気を付けましょう。


大自然の中でデトックス

砂療法(砂浴)」という言葉を聞いたことはありますか?

では、フグ中毒の人を裸にして、首だけ出して土に埋めると毒を出して助かるというお話は?

砂や土には、自然界のものを浄化する力があります。「砂療法」は海岸の砂にただ埋まるだけ。自然療法の大家、東城百合子さんは著書の中で「砂療法」の効果について紹介しています。

●実施可能時期

海開きの頃から初秋くらいまで(気温28度以上が適温)。


●入り方

砂に穴を掘り、安楽椅子に横たわるように頭を高くし、お尻を少し深く、足を曲げ、楽な位置に開き、手も同様に楽な位置に置く。7~10cm位に砂をかけ、日よけ用のパラソルや大きめの傘を頭上に差し、固定する。入る時間は長いほど良く、朝8時~夕方4時頃まで、8時間程入るとより効果を感じる。体力のない方は、無理のない時間から始めること。

●効果

足やお腹がドクンドクンと脈打つ感覚になり、その後、虫が這っているようなチクチクするかゆみを感じる。ゲップや吐き気、悪臭などの変化も出始める。これは、体内の不要なものを排出しようとする反応で、好転反応で身体が良くなろうとする過程で起こる。人それぞれに変化の現れ方は異なる。

●注意すること

  • 日焼けや熱中症に気をつけ、こまめに水分補給をする
  • 化学繊維より、木綿など天然繊維の衣服を着け、直接砂に触れる露出が多い方が効果的
  • 空腹時の方がよい。
  • 一度入った場所は毒素が残るため、続ける場合は別な場所を選ぶ。

[参考]東城百合子『家庭でできる自然療法』(あなたと健康社)

大空と大海原に抱かれ、波の音を子守唄に自然に身を任せてみましょう。秋に向かってサッパリするはずですので、せひお試しあれ!