2013年2月(如月)春のからだづくりをはじめましょう
二十四節気・・・
立春(りっしゅん)2月4日 初めての春の気配。暖かい地で梅が咲き始める頃。
雨水(うすい)2月18日 暖かさに、雪や氷が解けて蒸発し、雨水となる頃。
厳しい寒さが続く2月ですが、暦の上ではもう春。私たちのからだも、そろそろ春支度。春の気候に心身を適応させようという準備がすでに始まっています。動物は「冬眠」をしますが、人間は「春眠」?
その言葉通り、春はぼんやり眠くなる季節だと実感している方も多いことでしょう。それもそのはず、冬の間に寒さで凝り固まってしまった頭や肩甲骨、骨盤が春に向けてゆるむことで、からだを重だるく感じるせいもあるのです。
春本番を迎える前に、からだをゆるみやすくする準備をしてみましょう。からだの状態を自然のリズムに沿わせることで、あなたのからだの自然を取り戻してみませんか。
春のからだづくり -部分の温め-
冬の間、特に縮こまった上半身をゆるめましょう。張り詰めていた神経系がリラックスしていくことで、からだの春支度にはずみがつきます。
●あくび
腕を広げ、口も大きく開けて「ハー」と息を吐き出します。あくびの要領で!
目の温め・・・蒸しタオルを両目全体に当てます。時々タオルを取り替えながら約10分間が適切です。目の疲れにはもちろん、眠れないときにも効果的です。
●鼻柱の温め
6~10分間、鼻を包み込むように蒸しタオルで覆います。鼻の通りがよくなるだけでなく、咳が続くときや頭に血が上っているときにも有効。骨盤をゆるめるため、生理痛の時にも効果があります。
●指湯
5指の第3関節がすっぽり入る深さの器に、やや熱めで心地よい程度のお湯を張って、5~6分間、指先を浸します。頭を使いすぎている方は、親指を浸すだけでも効果的。その後、タオルで水気を拭き取りながら丁寧に揉みほぐしてみましょう。
●肘の温め
肘をお湯につけることも効果的。その際、蒸しタオルを手首~肘まで巻きつけましょう。
手を酷使した筋肉痛にも有効ですし、不思議なことに肩までポカポカ温まり、呼吸も楽になります。
初心者の植物養生入門:如月
「花粉」の言葉がちらほらと聞こえてくるようになりました。今年は例年よりピーク時期が長いとか……。なにか対策をしておきたいという方は、アロマポットで香りを漂わせる芳香浴から始めると良いでしょう。
おすすめのアロマオイル
- 免疫力のバランス改善・・・ローズウッド、ラベンダー、ティーツリー
- 抗アレルギー作用・・・カモミール、メリッサ