2017年12月(師走) あなたを怒らせるものとは?

2017年12月(師走) あなたを怒らせるものとは?

2017年12月(師走) あなたを怒らせるものとは?

二十四節気・・・

大雪(たいせつ) 12月 7日 本格的な冬の到来。雪が降り積もる頃。

冬至(とうじ ) 12月22日 昼間の時間が最も短い時。冬の真ん中の最も寒い時期。

2017年もいよいよ残り1カ月となりました。皆さんにとってどのような1年だったでしょうか。

この1年を振り返ってご自分の感情について少し考えてみませんか。

カウンセリングを受けていただく際にカウンセリングシートをお書きいただきます。簡単なストレスチェックも載せてあり、その中の1つが「ちょっとしたことでも腹がたったり、イライラしそうになることが多い」という項目。◯をつけている方も少なくありません。

ここで気を付けたいのは、寝不足や体調不良、空腹により許容範囲が狭くなることでもイライラしやすくなることです。もちろん、疲れのサインとも考えられます。

そんな時は、「疲れているんだ!」と、一度は体調のせいにしてしまいましょう。睡眠をとるなど、ゆっくり休んでみると良いですよ。

それでも同じ状況が続くようならば、「怒り」と上手に付き合えていない可能性もあります。

先月に続いて「怒り」について紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


あなたを怒らせるのは「~べき」思考? 許容と怒りの関係とは

何かをする時、「~べき」という言葉が頭に浮かんでいませんか?

自分に対してはもちろんのこと、会社や上司、男性、女性、夫、妻、子供、親、時間、ルールなどなど……について「こうあるべきだ!」と思っていませんか?

「~べき」ことはあなたにとって理想的でしょうが、現実は思い描いたようにはなかなかなりません。

このように、理想と現実にギャップが生じた時に「怒り」の感情が湧いてきます

厄介なのは、この「~べき」の内容が人によって違っていることです。

右に示した許容範囲を示す三重丸の図で考えてみましょう。

【 図の見方 】

① 自分と同じ/許容できる
② 少し違うが許容範囲
③ 自分と違う/許容できない

【 ポイント 】

  • 図の①と②が「自分の許容範囲」です。そのため、多くの人にとっては、②と③の境界線が「怒る」と「怒らない」の境界線になります。
  • 境界線の範囲は、気分や体調などによっても変わってきますが、なるべく安定していることが好ましいです。
  • 「怒り」と上手に付き合うために大切なのは、②の範囲を広げることになります。
    「~べき」ではなく、「せめて~だったら怒らずに済む」と考えてみましょう。
    「~べき」を、「~であるに越したことはない」と捉え直してみるのも良い方法です。

あなたの境界線は相手には見えません。だからこそ、自分がどのようなことで「怒り」を感じるのかを知っておくことは、対人関係において感情に振り回されないための対策になります

(参考:日本アンガーマネジメント協会)


<練習問題>あなたの「怒り」の境界線を確かめてみましょう!

以下に示した①~⑤の時間それぞれについて、許容範囲を示す三重丸のどこに入るかを周りの人と一緒に考えてみましょう!

他人とは境界線の位置が違うことが分かります。

【case1】休みの日に、10時に待ち合わせた友人が……          

30分前(に到着) ②10分前 ③10時ちょうど ④10分遅れ ⑤30分遅れ

【case2】あなたが企画したイベントは10時開始予定ですが、参加者が…… 

1時間前(に到着) ②30分前 ③10時ちょうど ④30分遅れ ⑤1時間遅れ

どうぞ穏やかな年末年始をお過ごしください。今年一年ありがとうございました!