2018年 9月(長月) 大地にタッチ! アーシングという健康法
二十四節気・・・
白露(はくろ) 9月 8日 雨の量が多くなる頃。心地よい涼風に肌寒い冷風が混じり始める。
秋分(しゅうぶん ) 9月23日 昼と夜の長さがほぼ同じとなる。秋彼岸の中日。
40℃を超える気温が各地で観測された2018年の夏。
昼夜や、建物の内外にかかわらず、熱中症に注意を促す報道もよく耳にしました。就寝中にクーラーを点けたままにすることが当たり前のようになってしまった方も少なくないのではないでしょうか。
季節の変わり目になる9月は、夏の疲れも出やすい時です。
冷たい飲物やクーラーで冷えた体は、常温の飲物に変えたり、お風呂で体を温めたりして、外気温が徐々に下がる秋以降に向けての体作りをしていきましょう。
アーシング ~人体は蓄電池?!~
「Earthingアーシング」という言葉を聞いたことがありますか? 電化製品を「アース(接地)する」と時に使うアースと同じ意味です。湿気や水気のある場所で使う洗濯機や電子レンジなどの電化製品には漏電する可能性があるため、アースを取り付けることで地中に電気を逃し、感電や火災を防ぐ役目があります。
実は、私たち人間の体もまた、微弱な電気で動き、電気を通す(導体)ので、電化製品などから発生する電磁波の影響を受けているそうです。特に現代は、パソコンや携帯電話などに長時間、直接触れているため、電磁波にさらされていると言ってもいいでしょう。静電気でパチっという経験は誰でもあると思いますが、これは、ゴムなどの靴底が絶縁体となり、蓄電池のように電気の行き場がなくなったため起こる現象でもあります。そのように体内に溜まった電気を抜く健康法がアーシングです。
地面と繋がる
実際にはどのようにアーシングを行うのでしょうか?
それには、直接、大地と繋がる、つまり、地面に素足で触れることが大切です。足だけでなく、体の一部が接触するだけでもOK。土や草が湿っていると伝導性が高まります。海水や川に触れる、植物や土いじりなども同様です。
1日1回、30分~1時間行うことで体調が変わってくると言われています。
どんな効果があるのか?
素足で歩くことが「なんとなく体に良さそう」と感じる方も多いのではないでしょうか?
地面と繋がる時間を持つと、体内バランスが安定し、自然治癒力が高まると言われています。血行促進にもなるため、冷えや原因不明の不調などが改善される例も報告されているそうです。
実際に、高尾山を裸足でゆっくり大地を感じながら5時間かけて登り降りをした知人によると、意外にも疲れにくく、暑さもそれほど辛くなかったということでした。
山登りは難しいでしょうが、休日などに時間を見つけて、海や山、あるいは近所の公園で、どのような効果があるのか、自分の体で確かめてみませんか?