2018年12月(師走) その「不安」、放置しないで!

2018年12月(師走) その「不安」、放置しないで!

2018年12月(師走) その「不安」、放置しないで!

二十四節気・・・

大雪(たいせつ) 12月 7日 山の峰々は雪をかぶり、平地にも雪の降り始める頃。本格的な冬の到来。

冬至(とうじ ) 12月22日 昼が最も短い日。太陽の力が一番弱まり、翌日からは強まることから運の向く日とされている。

来年5月からは新しい元号になるため、平成最後の年末となりました。

気持ちも新たに新年を迎えるためにも、今年一年についてはもちろんのこと、どのような30年間だったのかも振り返ってみると良いかもしれませんね。

さて、カウンセリングの相談は大きく分けて2つあります。

1つは自分のこと。もう1つは他者とのことです。前者には「やる気が起きない」「眠れない」という心身の不調に加えて、「将来が不安」といった問題も見られます。

「不安」とはかなり漠然とした概念ですが、さて、その正体は一体何なのでしょう?


不安と上手に付き合うには……

私たちの心に宿る「不安」。一度感じると、「不安が不安を呼ぶ」という悪循環にも陥ってしまいがちです。では、その「不安」とどの様に付き合うか、あるいはどの様に扱うかを考えるために、まず「不安になる時」について想像してみましょう。

もしもあなたが道に迷った時、どのような気持ちになりますか?

今どこにいるのかが分からなくなったり、行き先が分からなかったりすると、ほとんどの方は不安になるのではないでしょうか。たとえば、目の前に霧がかかって行く道が見えなくなったら不安になるのは当然です。そう、「不安」とは、先が見えなくなったり、どうしていいか分からなくなったりした時に抱く感情です。

この時にやるべきことは、状況を明らかにすること。

自分がどこにいるのかが分かれば居場所が明確になりますし、行き先がはっきりすれば何をすれば良いのかも分かってきます。

つまり、不安になった時は、その感情を否定したり放置したりせずに、「自分は今どうしたらいいのかが分からなくなっている」「行き先が分からないから不安なんだ」と、受け止めることが大切です。そうすると、不安を呼びこむ悪循環から抜け出すことができます。

その後は、あやふやな部分を明らかにすることに集中してみましょう

不安が希望やヤル気へと変わっていくので、ぜひトライしてみてください。


今年一年ありがとうございました!

来る年をどのような一年にしたいのかにも思いを巡らせながら、どうぞ穏やかに年末年始をお過ごしください。

来年もどうぞ宜しくお願いいたします。